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第8回 ─ 〈WIRE 03〉に行ってきました!

連載
オレらの 夏 フ ェ ス 予習・復習帳 03 
公開
2003/09/04   14:00
更新
2003/09/04   19:58
テキスト
文/bounce.com編集部

国内最大レイヴ〈WIRE 03〉!! いって参りました、さいたまスーパーアリーナ。はや5年目をむかえ、出演者数も最高記録を更新。というわけで、爆音の中に身を投じたbounce.com編集部ハラダ、bounce誌でもお馴染みのクラブ狂バイヤー青木正之氏の目撃談をお送りします。

ハラダ(以下、ハ):さすが日本最大級、凄い人だった! それにしてもダンス・イベントとしてはかなり健康的な雰囲気でしたね。

青木(以下、青):〈FUJI ROCK FESTIVAL〉とか〈SUMMER SONIC〉に近い感じで、女子率も高かったしカップルも多かった。いかにもテクノ、っていうちょっと変わった人もいたけど(笑)。僕は後半戦の石野卓球あたりから見たけど、その前はどうだった?

ハ:僕がまず見たのは、紅一点のエレン・アリエン。自作の曲はロマンチックなものもあるけど、ベルリンのエレクトロ不良青年隊〈ピッチ・コントロール〉の主宰者でもある。それだけにDJの方はどうなるかと思ったら……。ハード・テクノをゴリゴリにプレイしながら、しなやかにエレクトロなんかもとりこむ業師でしたね。

青:エレン・アリエンはこの間リリースしたソロ・アルバムもよかった。この人は〈ピッチ・コントロール〉の他のアーティストとはちょっと違っていて、ハードな方向に寄り過ぎていなくて、ニューウェーヴっぽい部分もあって面白いよね。〈MAIN FLOOR〉のヘルは?

ハ:最近はエレクトロ・クラッシュ旋風の渦中にいるアーティストだけど、もともとはハード・テクノのDJだけに選曲は激し目でしたね。とにかくストリート臭いドイツ産ハード・テクノが中心、後半にはテンポダウンしてエレクトロっぽい曲もかけたり。最後にはクラフトワークの曲をプレイしてDAFのライヴへバトンタッチ、というベテランDJならではのサービスもあったり。

青:ヘルは〈REACT〉レーベルからミックスCDをリリースしているんだけど、テクノ・セットとエレクトロ・セットと2枚組でうまく分けていたね。今回は巨大レイヴってことで、テクノ・セットにシフトしていたんじゃないかな? で、裏メイン・アクトのDAFかあ。

ハ:そのロッカーっぷりは、矢沢永吉を彷佛させるカリスマ性でしたよ(笑)。ヴォーカルとドラム&カラオケという極めて異端な編成で、ヴォーカルのガビは登場するやいなやドイツ語でまくしたててマイク・スタンド倒すし。曲が終わると「ダンケ・シェーン!」とか「トラトラトラーー!」って叫ぶんだけど、キャラが強烈なんで、それだけで盛り上がっていたな。

青:ヘル→DAFという流れはお祭りらしい、コテコテな感じで面白いね。〈SECOND FLOOR〉の方は?

ハ:個人的に一押しなのは、英国のポール・マック。ジェイ・デナムの代打として出演したハード・ミニマルDJですが、この人のプレイするトライバルがかった〈床ずれズンドコ節〉はかなり腰にきましたよ。DJラッシュやベン・シムズが作るハード・テクノが好きな人にはタマラナイ時間だったはず。

青:〈WIRE〉は毎年ドイツ勢が多いから、UKのテイストが際立つと面白いよね。ポール・マックは最近、ミニマル業界の名門レーベル〈PRIMATE〉からアルバムを発表しているし、石野卓球の最新DJミックス『In The Box~Live At Womb Tokyo』でもポールの曲がプレイされているし、今後の活躍が楽しみだね。

ハ:で、その石野卓球で〈MAIN FLOOR〉は異常な熱気に達した。

青:会場のまん中で見ていたけど、とにかく人がすごかったなあ。選曲の方はストイックなミニマル・トラックがほとんど。ブレイク抜けにビートが入る時の壮絶さは、津波に飲み込まれたかと思った。ピエール瀧もDJブースの最前列で煽っていたし(笑)。

ハ:これぞ大バコのDJ、といった感じでしたよね。DJケイヴのフロア・ヒット曲“Street Carnival”(セルジオ・メンデスのサンバ曲をサンプリングしたトライバル・ミニマル)がかかったときはもう、大変な騒ぎになっていたな。

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