76年にジェフ・トラヴィスという個性的なオーナーによってロンドンにオープンした〈ラフ・トレード・レコード・ショップ〉。やがてそれは、UKを代表するインディー・レーベルへと発展していく。アーティストの自由意志を最優先に掲げ、アズテック・カメラ、レインコーツ、スミスなどユニークなアーティストを次々と輩出、80年代を通じてUKロックをアンダーグラウンドから支えた。しかし80年代も後半に入ると経営は悪化、倒産の憂き目に遭うが、ようやく最近になってレーベルは復活。たまったウサを晴らすかのように進撃を開始し、その狼煙となったのがストロークスだった。ロウなどUSバンドのディストリビューションを行いつつも、独自のニューカマーを取り揃えて、ふたたびシーンを賑わせはじめたラフ・トレード。そう、彼らこそ次世代UKロックの未来を開く鍵なのだ。