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第7回 ─ ZONE

連載
キミノヒトミニコイシタイ!
公開
2002/12/03   12:00
更新
2002/12/12   10:52
ソース
『bounce』 238号(2002/11/25)
テキスト
文/ピ~ス!久保田(コイシ隊)

自分たちだけのものを作っていくのが楽しい

 コイシ隊長「ただいま~」

隊員A「あっ、隊長おかえりなさい。どうでした北海道旅行は」

隊長「いやあ、寒かった~。けど、美味しい食べ物いっぱい食べれたし、そうそう、街中でZONEのメンバーを見たゾーン!」

A「(ダジャレは無視)マジっすか? でも、似てるだけだったんじゃないんですか。ほら、田舎の人が東京に来て〈芸能人見た!〉って勘違いするのといっしょで」
隊長「遭遇したのはひとりだったけど、あれはたしかにZONEのMIZUHOちゃんだった。あのヘアスタイルといい……」

A「横分けでした?」

隊長「うんうん」

A「ブーッ! それはMIZUHOちゃんじゃないですね。彼女、最近髪型を変えて真ん中分けにしたらしいですから。残念でしたね」

隊長「ガク~ン(小松政夫風に)……しかし、よく知ってるなあ、キミも」

A「オフィシャル・サイトにあるメンバーの書き込み、頻繁にチェックしてますから」

隊長「それじゃあ、ZONEもそろそろ〈キミノヒトミニコイシタイ〉にも登場してもらわなきゃなあ……」

A「あっ、そのへんはご心配なく。もうすでに手筈は整ってますから。新しいアルバムも出ることですしね」

隊長「おっ、さすがの猿飛」

A「……」

――毎日忙しいと思うけど、バンドの練習はしっかりやってる?

MAIKO「平日は学校もあるし、週末は東京に来てるし、時間があまりないんですけど、限られた時間のなかで集中してやってます」

――で、ここまで立派な形になったわけだね。感心、感心

TAKAYO「うん、それは自分たちがいちばん感心してることですね。まさかここまでくるとは思ってなかったです。インディーでデビューしたころは〈私たち、なんでTVに出られないんだろう〉って思ってましたから」

MIZUHO「地元のCDショップで1位になって〈1位だー!〉って喜んでたんですけど、TV観てもランキングに入ってなくて(笑)」

――ところで、みんなは現在も札幌に住んでるわけだけど、東京ってどんな印象?

TAKAYO「デビュー当時はみんな嫌ってました。最初びっくりしたのは、空気の色が見えたんですよ」

MIZUHO「緑も人工的な感じがして」

TAKAYO「四季もハッキリしないなって思います」

――ZONEの4人は、北海道の四季みたいに、それぞれが個性的で魅力的だよね(照)。突然なんだけど、メンバーを
色に例えると何色なんだろうね?

MIZUHO「MIYUは黄色とかオレンジで、MAIちゃんは青で、私が赤、TAKAちゃんが黒って感じかな」

――MIZUHOちゃんが赤っていうのは、すごくわかるなあ

MIZUHO「そうですか!」

――情熱的な人ってことでしょ。それから……ウソつきが多い!

TAKAYO、MAIKO、MIYU「アハハハハハ(納得のうえ爆笑)」

MIZUHO「持ち上げといて落としましたねぇ。(マジ顔で)そのとおりですぅ!」

――いい色のバランスだよね

TAKAYO「混ぜたら汚くなるけど(笑)」
――混ぜたら汚くなっちゃうけど、いろんな色があることによって、虹のようになるわけですよ(hydeのパクリ)。ところで、いまみんながコイシテルものってなに?

MIYU「いま、すごくイヌが欲しくて。親子でペット・ショップに行って、お父さんがイヌと目が合っちゃうCMがあるじゃないですか。あのイヌにすごくコイシちゃってます(笑)。でも、家にいる時間が少ないので、飼ってもらえないんです」

MAIKO「私は最近〈光〉に凝ってて、やさしい照明とかにコイシテるんですよ。部屋を暗くして、やさしい光だけで過ごしていると落ち着くというか」

MIZUHO「私は手首。女の人の手首を見るのが好きなんですよ。手首の外側って普通ポコッと出てるじゃないですか。でも自分は骨太なのか出てないんですよ。だから……(グルルル~)」

――……!

MIZUHO「おなか空いた~……じゃなくて(笑)、女の人を見るとき、顔とかよりも最初に手首を見るんですよ。手
首のキレイな人が好き。あと、小作りな顔。全体的にシュッシュッとなってる感じの顔が好きで。あと、細い脚とか……」

――もしかして、自分にないものとか……?

MIZUHO「そうですぅ(ムッ……笑)」

TAKAYO「(笑)。私はソフト・マッチョな人(笑)。ムキムキの人はダメなんですよ。ある程度鍛えてある感じの男の人に惹かれますね。サッカー選手みたいだと下半身がごっつくて……理想が高いですかね?」

――では最後に、これからのZONEはどうなっていくのか、ひとつ意気込みのほどを!

MIZUHO「私たちの成長とともに曲も変わっていく感じで、自分たちになにがいちばん合ってるかっていうのも、まだまだわからないですし……」

TAKAYO「自分たちも予想できないことがいつも起こってて、これからどう転がっていくのかも自分たちがいちばん楽しみにしています。これからもいい意味でみなさんを裏切っていけたらなって思います」