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第4回 ─ 上戸 彩

連載
キミノヒトミニコイシタイ!
公開
2002/08/29   18:00
更新
2003/12/18   18:57
ソース
『bounce』 235号(2002/8/25)
テキスト
文/ピ~ス!久保田(コイシ隊)

女の子女の子してる女の子からみたら嫌われるタイプかも(笑)

大人の年齢になっても子供のままでいたいです



もうすぐ9月だというのに、この暑さはホント応えるにゃ~。こういうときは美味しいものをいっぱい食べて……。

「昨日は、カニとカニミソとウニを食べました」。

そうそう、暑いときはさっぱりとした魚介類が……って、そんな美味しいものを食べてるのは、現在TBS系で放送中のTVドラマ「マイ リトル シェフ」に出演中の上戸彩ちゃん。高級レストランを舞台にしたドラマだけに、収録後は美味しい料理がいっぱい食べられるのだとか(美味しすぎて、嫌いだったウニも食べられるようになったんだって)。そんな彩ちゃんですが、このたびシンガーとしてCDデビュー!

「今回もあのイメージをかなり引きずってます。歌自体はそうでもないですけど、ジャケットやプロモ・クリップはそうですね」。

彩ちゃんが〈あのイメージ〉と言うのは、TVドラマ「3年B組金八先生」(第6シリーズ)のヒロイン、鶴本直のこと。そう、彩ちゃんが演じ、女優・上戸彩の存在を強烈にアピールしたキャラクター。で、その、直みたいなイメージ――男の子っぽい雰囲気――が、このたびリリースされるデビュー・シングル“Pureness”のヴィジュアル・イメージに受け継がれているというわけです。とはいえ……。

「高い声で歌ったりすると、自分でも〈こんな女の子っぽい声が出るんだあ〉って」。

そう、一見男の子っぽいヴィジュアルで迫っても、そこは16歳のオトメ(ちなみに彩ちゃんは乙女座、O型)。やはり女の子らしさはイヤでも出てしまうもの。でも、そんなところ――ちらりと見え隠れする女の子らしさ――に、男子はドキッとさせられたり。ところで、普段の彩ちゃんも、直みたいな感じ?

「はい。直は普段の自分に近かったので、演技しやすかったです。女の子女の子してる女の子だったら、なかなかできない役だろうなあ」。

そんなキャラクターは、大抵の場合、育った環境に影響を受けてたりするもの。たとえば、男所帯の家庭だったりとか。

「お兄ちゃんが二人いますけど、仲がイイですよ。なんでも話せます」。

そういうことがきっと関係してるんだろうけど、彩ちゃんの場合、16歳なりのお色気はあっても、ヘンにイヤラシイ気持ちにさせないキャラクターなんですね。男子からすれば、色恋を絡めずに親しめる女の子、といった印象。きっと学校では男の子の友達も多いんじゃない?

「その通りですね。女の子女の子してる女の子からみたら嫌われるタイプかも(笑)」。

さて、今回のCDデビューで活動の場を広げた彩ちゃん。次なる野望は?と訊くと……。

「いまはまず、ひとりでも多くの方に共感してもらえるように必死に歌ってます。求められたものはちゃんとやらなくてはいけないし、まわりの皆さんから〈良かったよ〉って言われると自信にもつながりますから」。