ついにキタキマユがファースト・アルバム『トリコロル』を発表! ここぞとばかりに、「俺が! 俺が!」と、素敵なオジサマたちが大集結している模様です!!
キタキマユのファースト・アルバム『トリコロル』を聴いてると、なんというか、ニヤニヤしながら〈いいよね~〉なんてボソボソ呟いてみたり、思わずギュウッとギュッとギュッと抱きしめたくなるような気持ちになるというか……これって、オヤジの証拠? ウン、そうかもね(妙に堂々、当方34歳)。だって、本作に楽曲を提供している方々というか、キタキマユにホレ込んだ方々っていうのも、いうなればオヤジといってもいいお年頃ですし。そんなわけで、この際、すべてを、オヤジ的視点で斬ってみようかなと(久々にドキドキ)。
――『トリコロル』の楽曲に携わってくれた方々って、年上の方ばかりだけど、いっしょにお仕事してみてどんな印象だった?
キタキ「みなさん掴みどころがない方ばかりで、要求があるのか、ないのか、良くわからないんです(笑)。なんか少年っぽいオジサマばかりでしたね」
――そういえば、オジサマたちとのお仕事って、歌以外でも多いような気がするんだけど。
キタキ「あんまり意識してないんだけどな……でも、結果的にオジサマに囲まれているんですよ。きっと私になんかあるんですね、オジサマたちのツボを刺激するなにかが」
――ウン、あると思う(ニヤニヤ)。実際のお好みは?
キタキ「年上ですね。いろんなこと知っているから、おもしろいお話してくれるし、そういうのが好きなのかも」
――やっぱ、オジサマ好きなんだ!
キタキ「そう言うのなら……(開き直って)私、オジサマ大好きですよ! すごい好き」
――そういえば以前、曽我部恵一さん(今回“愛はメッセージ”を提供)が、〈女性に曲を書くことって、その人の生活を覗き見てるような感じがしておもしろい〉みたいなことを言ってたんだけど。
キタキ「変態だあ」
――でも、みんないっしょだと思うよ。
キタキ「うん、たしかにみんな変態な感じはします(笑)。でも、私からすれば、すごく気持ちのいい感覚かも。覗かれるのは好きかもしれない」
――実際、オジサマたちとの仕事はおもしろかった?
キタキ「いろんな探り合いもあって、それがうまい具合に収まりましたね。みなさんがそんなふうにもっていくんですよね。そして、きちんと形にしてくれてる」
――純粋に馴染みやすい〈ポップス〉という形になったよね。
キタキ「そうですね。わかりにくいのがカッコイイみたいな定義ってありますよね。私にしてみれば、そういう音楽はもういい、って感じです」
――とにかく『トリコロル』は、キタキマユとプロデューサー陣お互いのイメージを近づける作業、それがうまい具合にいってイメージ以上のものが出来上がった感じがするな。
キタキ「とにかくみんな楽しかった。っていうか、みんな天才。私、天才肌の人といるときのほうが、なんだか駆り立てられる感じがありますね。あっ、今度、プロデュースしてくださった方々みんな連れて、お寿司を食べに行きたいですね! なにを選ぶか? どんな順番で食べるか? とかで、彼らの素顔が見えそうで」
――それおもしろい! ボクも仲間に入れて(願)! ところで『トリコロル』をプロデュースしてくださった素敵なオジサマたちからも、キタキさんに向けてメッセージが届けられてるんだけど……。
キタキマユのシングルを紹介。