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第17回 ─ Lesson17: ケイシー、オール・セインツ、パッフェンドルフ

連載
IDOL ENCYCLOPEDIA
公開
2001/11/25   03:00
更新
2002/08/24   05:24
ソース
『bounce』 227号(2001/11/25)
テキスト
文/犬笛ヒロ

――ポップ・アイドル大百科
ブリトニーみたいなトップ・アイドルをめざしているワタシ。
目下ライバルをリサーチ中! そんなところに頼もしい仲間が登場!!
さらにパワーアップした<アイドル大百科>。ガンバらなくっちゃだわ!! 構成/編集部

KACI

 このところ、ますます低年齢化が進むポップ・アイドル・シーンなんだけど、驚異の新人が登場したわ!! その名はケイシー。ちょっと詳しい方なら、もう知っているかもしれないわね。フロリダ州出身の14歳(87年10月3日生まれ)で、9歳のころには自主制作でアルバムを発表、11歳のころにはスカウトから契約を迫られるほどに噂の存在となっていたの。その後に発表されたシングル“Paradise”が本国よりも先にイギリスで大ヒット!! ご存じのとおり、イギリスはポップ・アイドルにとっては大激戦区だから、そこで認められたとなると……ワタシたちも注目しなければいけないわね!! O・タウンのステージで〈オッパイポロリ事件〉を起こしてしまう、そそっかしいところもあるわ。彼女のことをさらに詳しく知りたければ、リリースされたばかりのアルバム『Paradise』を聴いてもらうのがいちばんなんだけど……。まぁ、今日は年下ってことで、ちょっとは気が楽。アルバム・タイトルの由来あたりから訊いてみようかしら。

「〈パラダイス〉って言葉が好きで、アルバム全体を表しているように思えるの。私自身もこのアルバムの出来には満足していて、まさに〈気分はパラダイス!〉って感じかな」。

〈パラダイス〉……素敵な響き。このアルバムに収録されている楽曲のバラエティーが、そう感じさせるのかしら? R&Bやロック、そしてラテンっぽい曲まであるわ。この起伏豊かな展開が、ワタシたちを楽しませてくれる。そして、聞くところによると、セリーヌ・ディオンやグロリア・エステファン、そしてジュディー・ガーランドをリスペクトしているという彼女。大人からしてみれば物足りなく思われるだろうけど、この作品にカワイらしい深みを与えているのも、この人選ならばうなずけるわね。

 「彼女たちはアーティストとしてだけじゃなく、人間としても非常に尊敬しているの。セリーヌ・ディオンは人として凄いし、もちろん驚くほどの歌声をもっている。ジュディー・ガーランドもすばらしいわね。歌うだけじゃなくて、演技もできるしダンスもできる。グロリアは常にラテン色をもち続けているところね。私もラテンは大好きだから」。

ってことは、彼女たちのようなアーティストになれるよう、日々努力しているわけね!

「いいえ、私は自分流よ。ちょっと他の人とは違うと思う。誰かのマネをするんじゃなくて、自分自身でありたいの」。

あ~ら、マセたことを言うじゃない。でも、そのぐらい強気で! ってことなのね。悔しいけど年下の彼女からひとつ教わってしまったわ。とにかくワタシもガンバルから、ケイシーはもちろん、ワタシのことも応援してね。