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第3回 ─ 玲葉奈&関口和之が提案する音楽と旅の楽しみ方

連載
360°
公開
2001/11/15   16:00
更新
2002/09/04   15:39
ソース
『bounce』 227号(2001/11/25)
テキスト
文/金田 美穂子

アルバムを発表したばかりの玲葉奈と関口和之。
旅情感溢れる両作品がフリーダムをプレゼント!!

バンドマン、玲葉奈登場!!

 「(日本で)R&Bが盛り上がっているときにデビューしたので、どうしてもR&Bシンガーに見られがちだったんです。けれど、根はロック、レゲエ、ソウル、リズム&ブルースといろいろ。それに私はもともとバンドマンなんで。今回はプロデュース・ワークに大きく携わったことによって、自分のルーツ的な部分や新しい面を出すことができたと思ってます」。

 CMソング“travellin' man”で話題を呼んだ玲葉奈。ファースト・アルバム『One blooD』から約1年半ぶりに、セカンド・アルバム『Niji』をリリースする。みずからがプロデューサー的な役割も果たしている本作では、自身の趣味趣向を反映させたプロダクションで、全面に渡って彼女のパーソナリティーを色濃く露呈。前作以上に親近感が湧くであろう、興味深い内容となっている。

「前回は尊敬するアーティストとのコラボレーションをメインにした作品だったので、偏って見られるんだろうなっていうのはわかっていたんです。だから今回、すべてに対してこだわったのは、リアルさ。<いま24歳の私は、こういう音楽をやってて、こんなふうに感じているんだよ>ということを表現したかったんです。それに対してなにか言う人はいるかもしれないけど、私が発しているものはこれ。それが<リアルなものなんだよ>って。いままで聴いてきた音楽に対する自分らしい表現と等身大の私の歌詞との兼ね合いが、上手くできた作品に仕上がりました」。

ポジティヴな明るさのなかに、かすかなセンチメントが入り交じり、彼女の率直な心情が綴られた詞は魅力的。聴くほどにリスナーを素直にさせるパワーが、玲葉奈の言葉には宿っている。

「うれしい(笑)。素直がいちばんだし、伝わるんですよね! 私、悲しいときはムチャクチャ悲しいけど、そんな気持ちはみんないっしょだと思う。むしろ悲しみは喜びの価値を思い起こさせてくれるもの。だから、ちょっとしたことでも喜べるような心の豊かさを常に大切にしたいと思ってる。だからそんな詞になるのかも」。