NHK総合「NHK MUSIC SPECIAL 矢沢永吉　ヤザワ×イチロー～俺たちの失敗～」、9月15日放送決定。「ドキュメント矢沢永吉」再放送も

「NHK MUSIC SPECIAL 矢沢永吉　ヤザワ×イチロー～俺たちの失敗～」が、9月15日にNHK総合にて放送される。

ロックのカリスマ矢沢永吉と、アメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー。2006年の伝説の対談「英雄の哲学」から20年、2人が再び語り合うメイン・テーマは「俺たちの失敗」。

矢沢は言う──「35億の借金を背負った。もう駄目だと思った。でも、返し終えたんだ」。それでも歌い続け、武道館150回、新国立競技場での12万人ライヴを成功させ、この秋には史上最高齢となる東京ドーム公演に挑む。さらに6年ぶりのアルバムも完成、76歳にしてなお止まらぬ「挑戦のロックスター」だ。

一方イチローは──「現役時代、スポーツ紙の1面を飾って喜ぶ自分が、カッコ悪いと思った…」、「50歳まで現役を約束したのに、45歳で引退した…」。悔しさを抱えつつも、今年2025年8月シアトルで背番号「51」が永久欠番に。「才能を当たり前と思わないでほしい」と語った殿堂入りスピーチ、引退から6年経てもなお、若手選手や高校球児とグラウンドで汗を流し続ける姿。野球への情熱は、今も燃え続けている。

「止まったら死んでしまう」──矢沢の言葉に、イチローが深く頷いた。成功の陰にある失敗、後悔、そして再び立ち上がる力。90分に及んだ対談は、2人の人生の本質を炙り出す。ずば抜けたスケールの成功者だからこそ語れる、リアルで力強い言葉の数々。それは視聴者の心に深く響き、前を向く勇気を与えてくれるはずだ。

また矢沢永吉が最新アルバム『I believe』からの新曲“真実”を、テレビ初パフォーマンス。円熟を超え、なお挑戦を続ける男の歌声が響き渡る。

イチローの永久欠番「51」。シアトルでのセレモニーの舞台裏、そして引退後も己を磨き続ける姿に密着し孤高のアスリートの「今」に迫る。

2人が明かす「失敗」が、私たちの「希望」になる──乞うご期待。

また、「ドキュメント矢沢永吉」の再放送も決定した。2019年、矢沢永吉が70歳を迎える年に放送され、話題を呼んだドキュメンタリーが、上記特番放送前日に再放送される。単身アメリカに乗り込み実施した「魂のレコーディング」に密着、さらに自ら所有するクルーザーで語ったロング・インタビュー等矢沢の人生哲学がみっちり詰まったドキュメントをぜひチェックしてほしい。