米津玄師、2020年に行ったバーチャル・ライヴ「米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE」フル尺映像を緊急公開

7月2日をもって11ヶ所24公演の全国ツアー「米津玄師 2023 TOUR / 空想」を終えた米津玄師。2020年に「FORTNITE」内で行われたバーチャル・ライヴ「米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE」のフル映像をYouTubeにて緊急公開した。

米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE

「米津玄師 2020 Event / STRAY SHEEP in FORTNITE」は、世界3億7,000万人のユーザーを誇るバトル・ロイヤル・ゲーム「FORTNITE」（フォートナイト）内で日本人として初めて開催されたバーチャル・ライヴ。2020年2月1日よりスタートしたツアー「米津玄師 2020 TOUR / HYPE」が新型コロナウイルスの感染拡大を受け中断を余儀なくされるなか、秋以降に予定していた振替公演も中止に。そのような状況下でもファンと同じ時間を過ごせる方法として、2020年8月7日に「FORTNITE」での全世界同時バーチャル・ライヴが実施された。

ライヴには世界中からプレイヤーが思い思いのアバターを装備し参加。米津自身もアルバム『STRAY SHEEP』のジャケットに描かれた羊のマスクを被った3DCGの姿となり、ファンタジー的世界観の中、ダイナミックなパフォーマンスを披露した。参加したプレイヤーは、アバターの姿で踊ったり、飛んだり、泣いたりと思い思いの表現をしながら呼応し、リアルなライヴさながらの緊張感と、人との繋がり、一体感を生み出すことのできた一夜に。また、メタバースをいち早く予兆させる取り組みとして、大きな話題となった。

今回行われた「米津玄師 2023 TOUR / 空想」は、未完となった「米津玄師 2020 TOUR / HYPE」と同会場での開催が実施された。今回のツアーで演奏された楽曲“迷える羊”、“感電”、“Lemon”の3曲では、このバーチャル・イベントで使用されていたバックグラウンド映像を背負ってパフォーマンスを行い、2020年、画面越しでしか会うことが叶わなかったファンと、晴れやかな再会を果たすことができた。そしてコロナ禍を経て、ようやく声を出すことができる喜びを享受するかのような多幸感溢れる会場の一体感を感じながら、公演は幕を閉じた。

2020年から現在に至るまで、様々な変化を乗り越え開催された全国ツアー「米津玄師 2023 TOUR / 空想」。この約3年間を振り返り、ぜひ思いを馳せながら観てほしい。