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[Alexandros]、6年ぶりに「ディスフェス」開催。約7ヶ月ぶりとなるライヴハウスでの熱いライヴにファン歓喜

[Alexandros]
Photo by 河本悠貴

[Alexandros]が、8月14日、15日にZepp Haneda(TOKYO)にて、約7ヶ月ぶりとなる有観客ライヴ「THIS SUMMER FESTIVAL 2020」を開催。本ライヴのレポートが到着した。

 

「THIS SUMMER FESTIVAL」は、通称「ディスフェス」として、結成初期から[Alexandros]がホストとして行ってきた対バン形式のライヴ・イベントで、今回は、政府の感染防止ガイドラインに基づき、会場および関係各所と慎重に準備を進め、座席キャパの50パーセント以内の定員で「500名限定」で、さらに初のワンマン・ライヴ形式での開催となった。

開催が決定した際に、川上洋平(Vo/Gt)は「なかなか対バン相手が見つからないなか、駆けつけてくれるバンドがいました。」とコメントし、ファンの間でも、いったいどんなライヴになるのかと期待が高まっていた。

Zepp Haneda(TOKYO)の会場内は、観客同士の距離を保つため、一席ずつあけて着席し、静かに開演を待つなか、ステージ上が暗転になり、今回MCを務める庄村聡泰(Dr)が登場。感染予防のため、声を出すかわりに拍手で応えてほしいと軽快なトークを交えながら説明し、最後は「楽しむ準備はできてますか?」と観客を煽り、ライヴを待ちわびた観客は大きな拍手でこたえ、いよいよライヴはスタートとなった。

フェスらしく、次のアーティストは? とアタック映像が流れ、スクリーンいっぱいに[Champe]という文字が映し出されるやいなや、会場の観客はみな総立ちになり、声は出さないが、大きな拍手でメンバーを迎える。デビュー当時からおなじみのSE“Burger Queen”が流れると、メンバーは、活動初期を彷彿とさせる衣装と、それぞれの楽器を手にし、デビュー曲“For Freedom”からライヴがスタート。磯部寛之(Ba/Cho)は、「もっと行けんだろう! 東京」とシャウトし、そして“Starrrrrrr”では、メンバーがステージ上を激しく動きまわり、客席を盛り上げる。MCでは「改めまして。[Champe]です」と茶目っ気たっぷりに川上が挨拶し、「こんなに大勢の人の前でライヴができるのは幸せです」と7ヶ月ぶりとなるライヴハウスでの有観客のライヴを噛み締めていた。そして「歌え。とか叫べとか、いつもの通り言っちゃうけど、客席のみなさんは心で歌ってください。配信で観てくれているみなさんは、コメントで一緒に歌ってください」と5つからなるライヴ配信メディアで一斉同時配信を観ている観客へ向けてもメッセージを贈る。

そして、今もライヴで人気の“city”や、白井眞輝(Gt)の熱いギター・ソロで沸かす“Don’t Fuck With Yoohei Kawakami”など初期の人気曲を立て続けに演奏し、“Untitled”で前半を終えた。

転換休憩後、MC庄村が再度登場し、「心も身体も熱くなりましたね」と前半の感想を述べ、そして先月開業したばかりのZepp Haneda(TOKYO)での有観客のライヴは、実は今日が初めてであると披露される。そして、「次のアクトをお迎えしましょう。どうぞ!」との声で、[Alexandros]という文字が映し出された。再び登場SE“Burger Queen”が流れ、衣装も楽器も新たに[Alexandros]が登場。川上の「Welcome to THIS SUMMER FESTIVAL 2020!」の声とともに後半1曲目は、[Alexandros]として初めてのリリースとなった“Adventure”からスタート。楽曲後半のシンガロングする部分では、配信のチャット画面がステージ後ろのスクリーンに映し出され、会場の観客も配信で参加する観客も一緒にシンガロングしているような粋な演出となっていた。「心の声を聴かせてくれ!」と“Run Away”、そしてサポート・キーボード ROSÉの美しい旋律のイントロから始まる“ムーンソング”、そして「月」つながりで“月色ホライズン”と例年フェスやライヴを盛り上げてきた人気曲を立て続けに演奏し、会場の盛り上がりは最高潮に。

そこで「改めまして、こんばんは。[Alexandros]です」と[Alexandros]として1回目のMCへ。「今年は夏フェスがことごとく中止で、夏フェス番長[Alexandros]として、なんとかフェスができないかと思い、開催することになりました。開催できたのはみなさんのおかげです。ありがとうございます」と川上が「ディスフェス」を開催するに至った経緯を語った。そして、サポート・ドラムのリアド偉武のリズミカルなプレイが支える“Dracula La”、最高にロックな楽曲“Mosquito Bite”とライヴハウスにぴったりのロックで熱い楽曲で本編は終了となった。

会場の拍手や配信コメントでのアンコールの声に応え、再びステージに戻った彼らは、8月26日にリリースする、すべてリモートで制作されたという自身初のコンセプト・アルバム『Bedroom Joule』に収録されている楽曲“pr”がSEとして流れると、ステージは一気に『Bedroom Joule』の世界へ。アルバムから“Thunder (Bedroom ver.)”、そして、川上がこのような時代の中で、いつか目の前のファンにライヴを届けたいという想いを込めてつくった新曲“rooftop”を披露。そして全18曲、約2時間半に及ぶライヴは、“ワタリドリ”で大団円を迎えた。

「10周年という節目の年だからこそ、[Champe]VS[Alexandros]といった10周年らしい企画もありかなと思った」と、最後は川上、磯部、白井、庄村の[Alexandros]4人がステージに集い、大きな拍手のなか、ライヴは大盛況の中で終了となった。

庄村聡泰

[Alexandros]

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Photo by 河本悠貴

 

▼リリース情報
[Alexandros]
コンセプト・アルバム
『Bedroom Joule』
8月26日(水)リリース


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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2020年08月18日 10:00

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