岡崎体育、さいたまスーパーアリーナ史上初の単独公演に1万8,000人動員、藤木直人がサプライズ出演。2020年に大阪でワンマン・コンサート開催も決定

岡崎体育が、デビュー前より7年間自身の夢と公言してきたさいたまスーパーアリーナでのワンマン・コンサートを昨日6月9日に開催した。
会場に集まった観客は1万8,000人。岡崎体育自ら行った場内アナウンスに、会場はすでに異様な盛り上がりを見せ、今や遅しと開演を待ちわびた。会場が暗転し、この日のために用意された“Overture”が鳴り響く。ステージ前に垂らされた白い幕に、岡崎体育のシルエットが大きく映し出され、胸にお馴染みのロゴマーク「BASIN TECHNO」の文字がレーザーで照射されるや、観客はすでに大興奮。そして音に合わせ幕が切って落とされると「岡崎体育です、よろしく! 夢叶えに来ました!」と叫び、1曲目“Open”がスタート。煌びやかな照明、レーザー、またこの日S席に供されたお土産のフリフライトによるド派手な演出がアリーナ・モードを実感させる。続く“R.S.P”の、観客とジャンケンして岡崎体育に勝った者だけが一緒に踊れるというフェスでお馴染みのライヴ曲で、会場は早くも一体感に包まれた。
ここで初のMC。「僕が事前にメディアで公言していた「会場に入った段階で3つ面白いことがある」の答え合わせをしたいと思います」と切り出し、本人の解説で①花道がとてつもなく細い、②センター・ステージの飾りがエノキ、とステージ上のスクリーンでネタ明かしをしていくが、最後の③会場の運営スタッフに藤木直人が紛れ込んでいる、のサプライズには会場から大きなどよめきと驚きの声が鳴り響いた。共通の知り合いである音楽プロデューサーの紹介で実現したこの演出。「ステージ最前列でフェンスを押さえていました」という藤木直人をステージ上で改めて紹介。藤木も岡崎体育と同じ今年デビュー20周年の節目を迎えたことを報告し、「僕もバンドじゃなくてソロです。バンドざまーみろ!」とのやりとりで沸かせた。
ここからは“感情のピクセル”、“からだ”、“FRIENDS”といった代表曲を次々とパフォーマンスしていくが、この日初披露となった新曲“Naked King”は、本人がステージ上で踊り、熱唱する姿こそあれ、完全なるサイレント・パフォーマンス。そしてスクリーン上には「心のキレイな方のみ聴き取れる周波数でパフォーマンスしております。」との注釈を添えた、前代未聞の奇曲で観る者を戸惑わせた。
「岡崎体育とバーチャル食事デート体験」が楽しめる幕間映像を挟んでコンサートは2部に突入。スクリーンには、先日公開されたばかりの「岡崎体育÷JINRO」名義の新曲“今宵よい酔い”のミュージック・ビデオが流れ、イントロに合わせておおよそ100kgはあるだろうと思しき巨漢が、ハーネスに吊られてフライングでスクリーン裏から登場し、観客の度肝を抜いた。そして平均台のような花道を通ってセンター・ステージに移動し、リフターを使用するもまったく歌詞が出てこないというネタ曲“Voice of Heart”を挟んで、ポップアップからステージ上唯一のお友達としてファンに絶大な人気を誇るペンギンの「てっくん」が1部(“FRIENDS”)に続いて再登場。岡崎体育より、本日「てっくん」がソニー・ミュージックよりメジャー・デビューしたと紹介し、デビュー曲“フェイクファー”を初披露となるミュージック・ビデオとともに届けた。
現在TikTokで話題の“なにをやってもあかんわ”のミュージック・ビデオ(幕間映像)を経て本編は第3部に突入。ライヴ曲でお馴染みの“Stamp”に乗せて、ステージ下手より岡崎体育が原付バイクに乗って勢いよく登場。ヘルメットを着用したまま後半戦に向けて観客を煽り、「今からみんなの近くに行くからね」との言葉を残し原付バイクでステージをあとにした。すぐさまステージ下手より、アイドルのアリーナ・コンサートでお馴染みのトロッコに乗って登場。派手な電飾に彩られたトロッコに乗り、「トロッコ曲なのに初披露曲」であることを揶揄した“トロッコにのって”を歌唱。続けざまに、これまた初披露となる“オーディオコメンタリー”では、後日発売されるであろうこの日の映像商品を見越した本人による副音声を聞かせるというシュールなネタで盛り上げた。
そしてコンサートはいよいよ佳境に。自身が手掛けたTVアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」テーマ・ソング・メドレーを熱唱し、最後は“The Abyss”で感動的なフィナーレを迎えた。
アンコールでは、“鴨川等間隔”と、この日のためにずっと歌わずにいたという、デビュー・アルバム『BASIN TECHNO』の最後を飾る“エクレア”を切々と歌い上げた。さらにダブル・アンコールに応えて再びステージに登場した岡崎体育が、この日の最後に選んだ曲は“Explain”。「この場をもって最後になるこの曲で、バチバチに盛り上がって終わりたいと思います」との曲フリから、「いつかはさいたまスーパーアリーナで口パクやってやるんだ 絶対」という歌詞通り、さいたまスーパーアリーナでの「口パク」を有言実行し、自身夢のワンマン公演を締めくくった。そのあと、来年2020年2月11日にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)でのワンマン公演を新たに発表、「体育館」でのアリーナ公演に意欲を示すと、改めてトロッコに乗り込み、この日会場に詰め掛けた1万8,000人に感謝を伝え、「人生最良の日になりました」と挨拶しステージをあとにした。









▼ライヴ情報
「タイトル未定」
2020年2月11日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)
▼番組情報
CS放送TBSチャンネル1
「岡崎体育ワンマンコンサート「BASIN TECHNO」」
8月31日(土)21:00~22:30
▼コラボ・イベント情報
「α-STATION Okazaki Radio 祭(さい) in KYOTO TOWER SANDO」
~6月18日(火)京都タワーサンドB1F~2F
時間:B1F 11:00~23:00 / 1F・2F 9:00~21:00
■公開録音イベント情報
「α-STATION 『Okazaki Radio Channel』公開録音 SPECIAL EVENT」
6月18日(火)KYOTO TOWER SANDO B1F「FOOD HALL」内 特設ブース
19:00~20:00
出演:岡崎体育 / マネージャー松下
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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2019年06月10日 16:41







