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Ringo Starr(リンゴ・スター)、3年ぶりのジャパン・ツアー開幕。初日公演のライヴ・レポートが到着

カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2019年03月28日 19:52

Ringo Starr(ex-THE BEATLES)が、3年ぶりとなるジャパン・ツアー「RINGO STARR And His All Starr Band JAPAN TOUR 2019」初日公演を、昨日3月27日に福岡サンパレス ホテル&ホールにて開催した。

同公演のライヴ・レポートが到着している。

 

通算5回目、およそ3年ぶりとなる日本公演の記念すべき幕開けはここ福岡から! 定刻の19時を少しまわったところで会場内が暗転。ステージ袖から「ALL STARR BAND」のメンバーが次々と定位置につくと、最後に今夜の主役であるRingo Starrが両手でピース・サインをしながら颯爽とステージに登場!

「Ladies and gentlemen! Please welcome RINGO STARR And His All Starr Band!!」というアナウンスの直後、Gregg Bissonette(Dr)のカウントからオープニング・ナンバー“Matchbox”でステージがスタート。Carl PerkinsのナンバーでTHE BEATLES時代のカバー曲で幕が開くとRingoから「Peace and love, Everybody!」と挨拶が。続く「Are you ready have some fun?」、「Are you ready here some good music?」という問い掛けにオーディエンスが「イェーイ!」と応えるとそれを受けて2曲目の“It Don't Come Easy”へ。1973年リリースの本格的なオリジナル・ソロ・アルバム『Ringo』収録曲で本国イギリスでは自身初のシングルとしてアルバムに先駆けて1971年にリリースされた記念すべきナンバー。メロディックなイントロが始まるとオーディエンスの手拍子が自然と巻き起こり、会場の雰囲気が一気にRingo Starrの世界に。

曲が終わると「I get to excited!」とRingoからも興奮気味の言葉が。続く3曲目、「この曲はJohn LennonPaul McCartney、Zak Richard Starkeyで書いた曲」という紹介とともに“What Goes On”へ。THE BEATLESのアルバム『Rubber Soul』収録のナンバーでRingoのソングライター・デビュー作。この3曲ですっかり会場は温まった雰囲気に。

 

ここでRingoがステージ後方へのステップを上がりドラム・セットにつくと、最初の「ALL STARR BAND」メンバーのソロ・パートがスタート。Ringoからの紹介を受けてまずはGregg Rolie(Key/Vo)がSANTANAの“Evil Ways”(Willie Boboのカバー)を。今回の参加メンバー5人、Gregg Rolie、Steve Lukather(Gt/Vo)、Hamish Stuart(Ba/Gt/Vo)、Colin Hay(Gt/Vo)、Warren Ham(Sax/Per/Vo)による分厚いコーラス・ワークとバンド・アンサンブルが見事で曲の終盤ではSteveの高速ギター・ソロが炸裂!

その勢いのままSteveがTOTOの“Rosanna”を。彼は1ヶ月前にTOTOとしての日本公演を終えたばかりで、短期間での再来日はファンとしては嬉しい限り! 曲の終盤ではジャングル・ビートに乗せたジャム・セッション風なアレンジが施され、Gregg、Warren、Steveがそれぞれ見事なソロ・プレイを披露。早くも「本編ラスト」かのようなヒート・アップぶりにオーディエンスも大歓声で応える。

 

続いてSteveの紹介を受けてバトンはHamishへ。このふたりがそれぞれベースとギターを持ち替えてHamishのヴォーカルによるAVERAGE WHITE BANDの“Pick Up The Pieces”。70年代ホワイト・ファンク最高峰のナンバーをRingoとGreggによる重厚なダブル・ドラムで聴けるのはこのライヴならでは。続いてHamishからの紹介を受けてColinがギター・リフを弾き始めるとWarrenによる印象的なフルートの音色が。MEN AT WORKの“Down Under”! Colinの80年代当時と変わらぬハイトーン・ヴォイスは鳥肌もの。

ここまでの内容で次々と多様なナンバーを変わらぬテンションでプレイする「ALL STARR BAND」の素晴らしい演奏力にふと気がづいて、いたく感動。ライヴ序盤の7曲で早くもほかのライヴの1公演ぶんと同じくらいの満足感が(笑)。この豪華メンバーによるライヴは実に贅沢だ。

 

ここで再びRingoによるTHE BEATLESナンバーのコーナーへ。“Boys”(THE SHIRELLESのカバー)、“Don’t Pass Me By”と続いたあと、「次の曲はみんなが知ってるよ」と言って始まったのは“Day Tripper”か!? と思ったらイントロだけで終わる軽いジョークで……。「違う、それじゃないよ」と笑いながら仕切り直しての“Yellow Submarine”。Steveのアコーステック・ギターがのどかなムードに華を添える。

ここでいったんRingoがステージから離れてメンバーによるソロ・パートが2曲。HamishがAVERAGE WHITE BANDの“Cut The Cake”、GreggがSANTANAの“Black Magic Woman”、“Gypsy Queen”(FLEETWOOD MACとGabor Szaboのカバー)を。“Gypsy Queen”の終盤では再びSteveの本家真っ青な高速フレーズの嵐によるギター・ソロに加えてGreggもラテン・パーカッシヴなドラム・ソロで応戦。

 

そしてRingoが鮮やかな白いジャケットに着替えて再登場し、ライヴ後半の始まり。バンド・メンバーをひとりひとり紹介したあと、ソロ作品から“You’re Sixteen”(Johnny Burnetteのカバー)と“Anthem”の2曲を披露。“Anthem”では背景にピース・マークが映し出され「平和と愛」を願うRingoの強いメッセージが伝わって来る。

Ringoがドラム・セットについて再びメンバーのソロ・パートへ。まずはColinによるMEN AT WORKの“Overkill”。この曲でも圧巻のハイトーン・ヴォイスを聴かせたColinに対して、曲が終わるとスティーヴから「俺のお気に入りの声」との賛辞が。そのSteveの「Please sing along」というMCから曲はTOTOの“Africa”へ。メンバーの鉄壁なコーラス・ワークが際立つとともに、先のColinのハイトーン・ヴォイスがこの名曲に見事にハマるという奇跡に大いに感動。今日何度目かのハイライトの後はHamishによるAVERAGE WHITE BANDの“Work To Do”(THE ISLEY BROTHERSのカバー)でクール・ダウンか? と思いきや。見事なファルセット・ヴォイスと切れ味溢れるカッティング・ギターで最高のグルーヴを体感。

 

心躍るテンションのまま今度はGreggが「Hola!」(スペイン語の挨拶)と掛け声を放ったあと、SANTANAの“Oye Como Va”(Tito Puenteのカバー)へ。曲中では本領発揮と言える圧巻のキーボード・ソロを披露。そして終盤はSANTANA楽曲恒例と化したSteveによるギター・ソロ。とりわけこの曲でのチョーキングとアーミングを駆使した超絶プレイは彼が正真正銘のトップ・ギタリストであることを強く印象付けた。

そしてRingoによるドラム&ヴォーカル曲“I Wanna Be Your Man”(THE BEATLES)でR&Rモードにリセットされてライヴは終盤に突入。ColinによるMEN AT WORKの“Who Can It Be Now”、SteveによるTOTOの“Hold The Line”が続けて披露されたあと、Ringoがドラム・セットを離れてステージ中央へ。曲は彼の温かな人柄と音楽性が最も表れたソロ代表曲“Photograph”。ピースフルなイントロに全身が包まれて、同じ空間で同じ時間を「Ringo Starr」と過ごせている幸福感がピークに達し目頭が熱くなる。

 

続くTHE BEATLESの“Act Naturally”(Buck Owensのカバー)でも彼独特の左右交互にハッピーにステップを踏むあの姿は変わらず、セット・リストはついにTHE BEATLES時代のリード・ヴォーカル代表曲“With a Little Help From My Friends”へと進行。立ち上がって大きな手拍子を贈りながら歌うオーディエンスにRingoもジャンプしながらの手拍子とWピース・サインで応える。

エンディングでのリフレインのあと「Thank you! Good night!!」と軽快な足取りでステージ袖へ帰ったと思いきや。なんとバンドの演奏が突然“Give Peace A Chance”へと切り替わるとRingoが駆け足でステージに戻ってきたではないか! 再びRingoが両手を上げてピース・サインをすると会場中がピース・サインで溢れる美しい光景となって、また目頭が熱くなった。

 

やがてバンド・メンバーを残してRingoが先にステージを去り、追って演奏を終えた「ALL STARR BAND」の面々がステージ上に一列に並んでオーディエンスにおじぎをしてすべてが終了。全24曲、2時間ノンストップのライヴは終始「Peace&Love」な雰囲気で満ち溢れ、素晴らしい楽曲と演奏が凝縮された濃密なステージだった。この言葉にできない「感動」はその場で体験しないとわからないもの! さぁ、あなたもぜひ会場へ!! 

文:松田康宏                      

 

▼ツアー情報
「RINGO STARR And His All Starr Band JAPAN TOUR 2019」
3月29日(金)広島上野学園ホール
4月1日(月)仙台 東京エレクトロンホール宮城
4月2日(火)福島 けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 大ホール
4月3日(水)東京 昭和女子大学人見記念講堂
4月5日(金)東京ドームシティホール
4月6日(土)東京ドームシティホール
4月7日(日)東京ドームシティホール
4月9日(火)名古屋 Zepp Nagoya
4月10日(水)大阪 あましんアルカイックホール
4月11日(木)大阪 オリックス劇場

来日メンバー:Ringo Starr
Steve Lukather(TOTO) / Gregg Rolie(ex-SANTANA/JOURNEY) / Hamish Stuart(ex-AVERAGE WHITE BAND) / Colin Hay(ex-MEN AT WORK) / Warren Ham(ex-BLOODROCK/KANSAS/AD) / Gregg Bissonette

[チケット]
S:16,000円
A:15,000円
※名古屋のみ16,000円(D代別)均一
■一般発売中
詳細はこちら

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