鉄人・金本知憲が今季限りでの現役引退を発表!　アニキが愛した音楽とは?

『オトコナキ2 ～挑戦者たちの詩～』ジャケット画像

阪神タイガースに所属するプロ野球選手の金本知憲が本日9月12日、兵庫・西宮市のホテルで記者会見を行い、今シーズン限りで現役引退することを発表した。

アニキの愛称で知られる金本は、92年に広島カープに入団。94年ごろから同チームの主力メンバーとして活躍し、2000年には史上7人目となるトリプルスリー（打率3割、ホームラン30本、30盗塁以上）を達成する。2003年に阪神へと移籍し、2006年に連続フルイニング出場の世界新記録を更新。その後2010年4月17日まで記録を伸ばし続け、現在も1492試合連続フルイニング出場の世界記録を保持する〈鉄人〉として、球界の活性化に貢献してきた。

そんな彼の入場時のテーマ・ソングとして使われているのが、フィンランド出身のトランスDJ／アーティスト、ダルードが99年に発表した“Sandstorm”。彼のデビュー曲にして破格のヒットを記録したこのナンバーは、格闘家のヴァンダレイ・シウバやプロレスラーの大鷲透もテーマ曲に使っており、普段トランス・ミュージックに馴染みのない人も意外に聴き覚えがあるかも知れない。この曲を含むダルードのファースト・アルバム『Before The Storm』は、残念ながら現在は廃盤となっているが、楽曲自体はトランスのヒット・チューンを集めたコンピレーション・アルバムやミックスCDなど、さまざまな作品に収録。また、今年6月にリリースされた阪神タイガースの選手のテーマ曲集『うたイガース!! 阪神タイガース選手登場曲集 2012』では、Aozoraによる“Sandstorm”のカヴァー・ヴァージョンを聴くことができる。

ちなみに、男性シンガーが歌う〈挑戦する人達〉に捧げる応援ソングを集めた今年2月発売のコンピ盤『オトコナキ2 ～挑戦者たちの詩～』では、アニキがジャケットに登場。関東3県の高校野球選手権大会のテーマ曲に起用されたMIHIRO～マイロ～の“Makes Me Right”など、心を鼓舞するパワフル・ソングがタップリと収められてるので、アニキのファンはぜひ手に取ってみてほしい。