THE ROLLING STONESやBOB DYLANと共演した名ピアニスト、JIM DICKINSONが死去
メンフィスを拠点として長年活動を続けてきたヴェテラン・ピアニスト、ジム・ディッキンソンが、8月15日早朝に死去した。享年67歳。
半世紀にも渡るキャリアを持つディッキンソンは、ボブ・ディランからも〈ブラザー〉と呼ばれるほどの信頼を得ていた腕利きのピアニストであり、ローリング・ストーンズの名バラード“Wild Horses”(アルバム『Sticky Fingers』収録)での演奏などがよく知られている。エンジニアとしても確かな技量を持ち、ライ・クーダー、リプレイスメンツ、アレックス・チルトン、マッドハニーなどの作品をプロデュースしている。
彼は今年に入ってからも地元のバンドのプロデュースや作曲活動を行っていたが、数か月前に体調を崩して入院。心臓のバイパス手術を受けていたが、術後の経過が思わしくなく、そのまま病院のベッドにて亡くなった。看取った家族は「穏やかな最期だった」と語っている。故人のご冥福をお祈りいたします。







