坂本龍一、フランスの芸術文化勲章を受勲

今春には4年ぶりのピアノ・ソロ・ツアー〈Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2009〉を開催した坂本龍一。彼がフランス共和国文化省から芸術文化勲章を受勲した。
日本におけるフランス文化の紹介者や支援者、普及の実務者が叙勲の対象となる同勲章は、これまでに大島渚、北野武、筒井康隆ら約120名の日本人が受賞。坂本はコマンドゥール、オフィシエ、シュヴァリエという3つの等級のうち、オフィシエを授与された。もっとも影響を受けた音楽家としてドビュッシーを挙げ、ほかにもさまざまなフランス出身の芸術家から多大な恩恵を受け取ったという坂本は、スピーチにて「私の音楽活動を通して、少しでもフランスに恩返しができればと思います」と語った。
坂本は、最新ソロ・ツアーのライヴ・アルバム『Ryuichi Sakamoto : Playing the Piano 2009 Japan』を9月23日にリリースするほか、秋から冬にかけてヨーロッパ9か所を巡る欧州ツアー〈Playing the Piano 2009 Europe〉を行うことも決定している。引き続き、ワールドワイドな活動を展開していく彼の動向から、しばらくは目が離せそうにない。







