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MICHAEL JACKSONの死因は心臓発作? 警察の死因特定は4~6週間後に

6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンの死因をめぐる報道が現地で過熱している。AP通信は26日、死去の状況を知る関係者の話としてマイケルの死因は心臓発作であると報道した。さらには心臓発作の原因として鎮痛剤の接種も取り沙汰されており、複数の米メディアが、顧問弁護士の「マイケルは多数の薬を服用しており、薬の飲みすぎを警告してきた」との発言を伝えている。

 警察は死亡当時の詳しい状況について説明を求めるために、マイケルが自宅で心肺停止に陥った際、近くにいた主治医の男性を参考人として事情聴取しているが、現在のところマイケルの死に事件性はなく、この主治医も容疑者ではないとしている。

 また、ロサンゼルス検視局は、26日にマイケルの遺体を司法解剖したが死因を特定せず、今後さらに詳しい薬物検査が必要とし、最終的な死因の確定には4~6週間かかるとの見通しを発表した。マイケルの遺体はすでに家族の元に帰っているが、事件の第一報を伝えた米の芸能サイト〈TMZ〉は、マイケルの遺族はこの解剖結果に満足しておらず、第三者による独自の解剖が行われたことが報じられている。第三者による解剖の場合、通常は一週間ほどで結果が出るという。

 このマイケルの死には、多くの有名人が追悼のコメントを発表している。マドンナは「この悲しいニュースに涙が止まりません。世界は偉大な人を失いましたが、彼の音楽は永遠に生き続けます」とし、ジャクソン5時代から親交のあるダイアナ・ロスは「とてもショックでいまだに信じられない。彼の家族と子供のために祈りたい」とコメント。マイケルとデュエット曲“Say Say Say”をリリースするも、その後マイケルが所持するビートルズの楽曲の版権をめぐり不仲になったと伝えられているポール・マッカートニーも「彼と仕事をし、いっしょに過ごせたことはとても名誉なことだった」とコメントを出している。

 追悼は有名人だけにとどまらず、多くのファンがマイケルの自宅や記念プレートがある〈ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム〉に殺到し、献花やろうそくを灯す様子が地元メディアによって報じられている。さらにマイケルのアルバムの売り上げは死後急増し、各地でナンバー1となる勢いを見せるなど、改めてその存在の大きさが浮き彫りとなっている。〈キング・オブ・ポップ〉の急死による喧噪は、今後も続きそうだ。



掲載: 2009年06月29日 15:00

更新: 2009年06月29日 15:18

ソース: oops