FOO FIGHTERSのメンバーが在籍していたエモ・バンド、SUNNY DAY REAL ESTATEが再結成

結成当初からフー・ファイターズのベーシストを務めるネイト・メンデルが、かつて在籍していたことで知られるサブ・ポップ出身のエモ・バンド、サニー・デイ・リアル・エステイトの再結成ツアーを行うことを発表した。

90年代初頭に活動を開始した彼らは、エモというジャンルが確立する以前に、1994年のアルバム『Diary』でその原型を作り上げたことで知られている。1995年にヴォーカリストのジェレミー・エニックの宗教上の問題を理由に解散し、その後90年代末に再結成を果たしていたが、ネイトはすでにデイヴ・グロールとともにフー・ファイターズの活動に専念していたため、彼を除く3人での活動となっていた。

現在フー・ファイターズが結成以来初の長期オフを取っているため、今回ついにネイトを交えた再結成が実現。「ずっと何かをやり残しているように感じていた。多くのユニークで美しい楽曲をほったらかしにしてしまったことが、いつも気がかりだったんだ。また彼らといっしょにプレイすることができて、本当に嬉しく思っている」と、ネイトは語っている。

バンドは9月からアメリカにてツアーをキックオフし、さらにサブ・ポップ時代にリリースした『Diary』と〈The Pink Album〉の愛称で知られる『Sunny Day Real Estate（LP2）』のリマスター盤を、最新ライナーノーツとボーナストラックを付けて9月15日にリイシューする予定だ。今後の動きに注目しよう。