suzumoku失踪でpe'zmoku全国ツアーが急遽中止、PE'Zとして波乱のツアー初日を迎える

　侍ジャズ・バンド〈PE'Z〉と、オルタナティヴ・フォークの新星〈suzumoku〉の合体ユニット、pe'zmoku。3月5日からスタートする予定だった全国ツアー〈pe'zmoku ツアー大作戦　～とがっていーこーおぉー♪ハルカゼィェーにのーおってぇー♪～〉目前に、ヴォーカルのsuzumokuが失踪。急遽5日、6日の公演中止を余儀なくされ、以降の公演はPE'Zとして公演を行うこととなり、賛否両論渦巻くなか、3月11日にそのPE'Z公演の初日を仙台で迎えた。

　ツアーの変更発表後、pe'zmokuのリーダーであるOhyamaのブログには、コメントが殺到。そのほとんどが、「PE'Zがやると決めたなら、応援します」という好意的なものだったが、中には「pe'zmokuのライヴなんだから、他にヴォーカルを立てては」、「pe'zmoku曲のカヴァーをやってほしい」という意見も。決してベストとは言えない状況で、ステージに立った彼らは今回の顛末を改めて説明し、全員が頭を下げて観客に謝罪をした。

　「全公演中止も考えました。ただ今は残されたメンバーで最大限の事をやりたい。色々試しました。結論的に、pe'zmokuはやはりsuzumokuがいないとできません。なのでPE'Zのライヴをします。この場は皆が抱える不安を一時でも忘れる事ができるよう、PE'Zの音楽を全力でいきたいと思います」というOhyamaの言葉に、会場からは温かい拍手と共に歓声が上がった。

　不安を一瞬にして吹き飛ばす、怒涛のステージを魅せてくれたPE'Z。彼らがステージを去った後、会場にpe'zmokuのニュー・シングル“ハルカゼ”が響き渡ると、客席からはどこからともなく歌声が沸き起こり、それは徐々に大合唱となって会場を包み込んだ。

　全国ツアーはこのまま続行され、各地をPE'Zで回ることになっている。また、キャンセルとなった5日、6日の東京・栃木の公演は、それぞれ5月12日、13日に振替公演が決定している。

〈pe'zmoku ツアー大作戦　～とがっていーこーおぉー♪ハルカゼィェーにのーおってぇー♪～〉
3月13日（金） 青森・青森QUARTER
3月19日（木） 愛媛・松山サロンキティ
3月20日（金） 香川・高松DIME
3月28日（土） 静岡・浜松窓枠
3月30日（月） 愛知・名古屋アポロシアター
3月31日（火） 愛知・名古屋アポロシアター
4月1日（水） 兵庫・神戸ウィンターランド
4月4日（土） 神奈川・横浜BAYSIS
4月10日（金） 埼玉・Heaven's Rockさいたま新都心VJ-3
4月14日（火） 北海道・KRAPS HALL
4月15日（水） 北海道・KRAPS HALL
4月17日（金） 大阪・BIG CAT
4月19日（日） 石川・金沢AZ
4月20日（月） 新潟・新潟CLUB JUNK BOX
4月23日（木） 岡山・岡山IMAGE
4月24日（金） 広島・ナミキジャンクション
4月25日（土） 福岡・DRUM LOGOS
4月26日（日） 熊本・BATTLE STAGE
4月28日（火） 宮崎・SR BOX
5月1日（金） 東京・LIQUIDROOM
※全日程PE'Zの単独公演となります。