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ブリティッシュ・フォークの伝説的ギタリスト、DAVY GRAHAMが肺がんのため死去

ブリティッシュ・フォークの重鎮として知られる英の伝説的ギタリスト、デイヴィ・グレアムが今月15日、肺がんのため亡くなった。享年68歳。

1940年、英レイセスターのヒンクリーに生まれたデイヴィは、10代の頃からギターを弾き始め、後にトラッド・フォークやジャズ、ブルーズなどの要素を併せ持った、オープン・チューニングによる独自の演奏スタイルを確立。1960年代にはフォーク・リヴァイヴァルの代表アーティストとして活躍し、その神業的なギター・プレイは、ジミー・ペイジポール・サイモンバート・ヤンシュといった現在の大御所たちにも大きな影響を与えた。

70年代以降はリリースから遠ざかっていたが、2007年に約30年ぶりの新作『Broken Biscuits』を発表して、その健在ぶりをアピールしていた。また、彼の作曲したギター・インスト曲“Anji”は、サイモン&ガーファンクルをはじめ、数多くのアーティストがカヴァーした古典的な名曲として知られている。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

掲載: 2008年12月17日 20:00

更新: 2008年12月17日 21:09