細野晴臣、『S-F-X』、『THE ENDLESS TALKING』など80年代～90年代に発表された作品を大量復刻

　トリビュート・アルバムが好調なセールスを記録したほか、高橋幸宏、坂本龍一とのユニットYMOの復活や、くるり主催の〈京都音楽博覧会2007in梅小路公園〉への参加などで幅広い層に支持されている邦ミュージック・シーンの重鎮、細野晴臣。彼が80年代から90年代にかけて残した数々の名作が、12月17日にまとめて復刻されることとなった。

　対象となるのは2作のサントラ盤『銀河鉄道の夜』、『紫式部 源氏物語』や、『S-F-X』、『COINCIDENTAL MUSIC』、『MERCURIC DANCE』、『PARADISE VIEW』、『THE ENDLESS TALKING』といったソロ作、そして細野晴臣とインテリアの野中英紀を中心とするユニットF.O.E（FRIENDS OF EARTH）による『SEX、ENERGY&STAR』、『THE WORLD OF F.O.E』など。

　また、日本語ロックの先駆けとなったはっぴいえんどの『はっぴいえんど』や『風街ろまん』なども〈Hi Quality CD〉にて再発が決定。さらに細野晴臣が遊佐未森、甲田益也子、小川美潮という3人のシンガーをフィーチャーして制作した『Love, Peace & Trance』も同日に再リリースされることとなった。日本の音楽を牽引してきた巨匠、細野晴臣の軌跡をじっくりと味わう上で、またとないリリースと言えるだろう。