COLDPLAY @ MARINE STAGE
第1回目のサマソニでは第2ステージに出演し、初となる入場規制を記録したコールドプレイ。そんな彼らが〈MARINE STAGE〉のヘッドライナーとして帰還した。満場から大歓声で迎えられた彼らは、一曲目に“Life In Technicolor”を繰り出し、スケール・アップした現在の姿を見せつけた。“Yellow”や“In My Place”など代表曲のオンパレードに盛り上がりが収まらないスタジアム。とにかくバンドが放つデカイ存在感に終始オーディエンスが圧倒される、そんなステージであった（両隣りの女の子は、何度もタオルで目を拭っていたっけ）。中盤、クリス・マーティンがピアノに向かい、聴き慣れたメロディーを弾き始める。なんと“世界に一つだけの花”ではないか!! なかなか上手な日本語でSMAPナンバーをきっちりと歌い終え、大拍手を誘った。拍手といえば、「この惑星上で1番美しい女性を紹介しよう」というMCのあとに、アリシア・キーズが登場したこと。彼女はクリスと共にピアノに座り、“Clocks”のリフレインを華麗にプレイ。あの場に居合わせた全員が美しき光景に酔いしれた。フェスのフィナーレをかざるに相応しい素晴らしいライヴを披露したコールドプレイ。終演後、打ち上げられた花火も彼らを讃えるように空を明るく彩った。
（桑原シロー）
