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上田現の〈追悼プロジェクト〉が始動。最後のアルバム『Atlas』、トリビュート・アルバムの発売など決定

 今年3月9日に急逝した元LA-PPISCHのメンバーにして、プロデューサーの上田現。彼を慕うミュージシャン達の手により、〈追悼プロジェクト〉がスタートする。その目玉として9月24日に同時リリースされるのは、最後のオリジナル・アルバム『Atlas』と、トリビュート・アルバム『Sirius~Tribute to UEDA GEN~』の2タイトルだ。

 『Atlas』は、遺品のハードディスクに残されていた、5枚目のソロ・アルバム用に制作されていた音源をもとに、上田現の肉声や演奏を可能な限り使用し、LA-PPISCHや川村結花などらの手によって完成させられたアルバム。特典DVDには06年12月のソロ・ライブ〈極東クリスマス〉や、昨年6月に実施された生前最後のライヴ〈PIANO to DUB〉の模様が収録されることが決定した。

 また、『Sirius~Tribute to UEDA GEN~』ではプロデュース・ワークとしての最大のヒット・ナンバー“ワダツミの木”をLA-PPISCHが歌うほか、元ちとせ奥田民生東京スカパラダイスオーケストラBUCK-TICKTHE BOOM星グランマニエと白鳥ブラザーズ(from 氣志團)、POLYSICSらが集結し、上田の遺した名曲群をカヴァースすることで、上田を偲ぶこととなった。

 他にも〈追悼プロジェクト〉では〈抗がん剤治療が始まる前に、今の自分を写真で遺しておきたい〉という本人の想いで撮影された念願のモヒカン刈りによるアーティスト写真の公開や、追悼ライヴ、スペシャルサイトの開始など、多岐に及ぶ展開が決定している。〈追悼プロジェクト〉ではアーティストに慕われたアーティスト、上田現の偉大さを改めて感じることが出来そうだ。


掲載: 2008年07月15日 13:00

更新: 2008年07月15日 17:27

ソース: oops

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