マドンナのプラチナ・ショウケースに潜入レポート!!
女王降臨! 新作『Hard Candy』のリリースを記念して、NYのブロードウェイに佇む小さなホールでマドンナがスペシャル・ショウケース・ライヴを行った。アルバムの冒頭曲“Candy Shop”に乗り、巨大なスクリーンを割ってM字チェアに悠然と鎮座しながら姿を見せた女王様は、しょっぱなから激しくダンス! 続く“Miles Away”ではみずから弾くアコースティック・ギターの音色でオーディエンスを魅了した。さらに“4 Minutes”のイントロが流れ出すと、この日のスペシャル・ゲストであるジャスティン・ティンバーレイクが登場! 濃厚な2人の絡みにこちらの興奮メーターも振り切れっぱなしだ。その後、エレキ・ギターを抱えて“Satisfaction”のリフを披露し、〈ローリング・ストーンズのライヴみたいだった? Yeah~! F**k That!〉と叫ぶ一幕も。で、畳み掛けるようにロッキンにアレンジされた“Hung Up”、新作からのダンス・アンセム“Give It To Me”でヴォルテージは頂点に達する。そして〈音楽は人と人とを繋ぐもの〉と語り、観客と共に“Music”をシンガロング。ライヴは一気にフィナーレへと向かっていった。
38分という短い時間とはいえ、マドンナの超一流エンターテイナーぶりを確かに感じることができた。しかしどんな豪華な演出よりも印象的だったのは、ラストに見せた彼女の笑顔。大好きな場所で最高の瞬間を味わう幸せ――あの姿は、伝説のステージに相応しい締め括りとして、集まった3000人の記憶に深く焼き付けられたことだろう。(レポート/小島辺絽希)







