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NANCY SINATRAらのプロデュースで知られるUSのヴェテラン・アーティスト、LEE HAZELWOODが死去

ニック・ケイヴソニック・ユースほか数多くのアーティストに敬愛されてきたUSのヴェテラン・シンガー・ソングライター/プロデューサー、リー・ヘイゼルウッドが8月4日、ガンのためラスベガスの自宅で亡くなった。享年78歳。

1929年にオクラホマ州で生まれた彼は、1950年代からDJ/歌手/音楽制作/レーベル運営など幅広い活動を展開。なかでも、フランク・シナトラの娘であるナンシー・シナトラのプロデューサーとしては、ここ日本ではTBS系「うたばん」のテーマ曲としてもお馴染み“These Boots Are Made For Walking”などの大ヒット曲を生み、彼女のキャリアを成功に導いたことで知られている。80年代以降は、それほど表立ったアーティスト活動を行っていなかった彼だが、今年1月には〈最後の作品〉としてアルバム『Cake Or Death』をリリースし、その有終を飾るかたちとなった。

また、彼の死に際し、かつてケイト・モスと共にナンシー・シナトラ“Some Velvet Morning”をカヴァーしたボビー・ギレスピープライマル・スクリーム)や、彼のトリビュート・アルバム『Total Lee : The Songs Of Lee Hazelwood』に参加していたリチャード・ホーリーといったアーティストが、哀悼のコメントを発表している。ご冥福をお祈りします。

掲載: 2007年08月07日 21:00

更新: 2007年08月08日 19:59