2月19日～2月25日のタワレコ渋谷店チャートは椎名林檎×斎藤ネコ、Dragon Ash、横山 健などが登場

タワレコ渋谷店総合チャート、今週はトップ10圏内のうち8組が初登場。まず1位の座に輝いたのは、椎名林檎がヴァイオリン&キーボード奏者、そして指揮者&編曲者でもある斎藤ネコと共同名義でリリースしたニュー・アルバム『平成風俗』。椎名が極彩色で彩られた花魁映画「さくらん」の音楽監督を務めたことに端を発している本作は、躍動的かつ気高い楽曲群にビッグバンド／オーケストラ・アレンジが施された、豪華絢爛な作品となっております。続く2位には、Dragon Ashのニュー・アルバム『INDEPENDIENTE』が初登場。2006年リリースのシングル曲3作品を含む、デビュー10周年を飾るに相応しい渾身の一枚となっております。続く3位にはエレクトロ・モード・ミュージックのパイオニア、capsuleのニュー・アルバム『Sugarless GiRL』が、4位にはリリカル&エキセントリックなタッチで人気のジャズ・ピアニスト、上原ひろみがHiromi's Sonic Bloom（ギター、ドラム、ベースを加えた4人編成）として発表したロック色の強いニュー・アルバム『Time Control』が初登場。そして6位には、スネオヘアーのニュー・アルバム『スカート』がランクイン。前作『カナシミ』の流れを受け継ぎながらも、その〈哀しみ〉の先に浮かぶポジティヴさも滲ませた意欲作となっております。ほか、8位にはパワフルなロックンロールが詰め込まれたAIRのニュー・アルバム『The New Day Rising』が、10位には日本のポップス／ロック・シーンの最前線に立つふたりのユニット、井上陽水奥田民生のニュー・アルバム『ダブルドライブ』が初登場しております。

一方、今週のJ-INDIESチャ－ト。1位に初登場したのは、PIZZA OF DEATH RECORDSが3週連続でリリースするシングルの第1弾、横山 健の最新アイテム“Not Fooling Anyone”。メロディック・パンク好きは悶絶の楽曲が揃った本作、なかでもメロディでリスナーをグッと引き込んでゆくタイトル曲は、今後の彼の代表曲となるであろう名曲に仕上がっております。続く2位には、ミドリカワ書房のニュー・アルバム『みんなのうた2』が初登場。死刑執行が迫った囚人が母親に手紙を書く“母さん”など、ディープなストーリーをエンタテイメント性の高い楽曲へと昇華した本作には、劇団ひとりによるショート・ドラマも導入されております。そして6位には、STACK44のニュー・アルバム『CLOCKWORK』が初登場。メロディック～パワーポップ・ファンには猛烈にオススメの一枚となっております。ほか、8位にはカラリとしたロック・サウンドを聴かせるBEE-315のニュー・アルバム『BOOST UP YOUR FUN!』が、9位にはRhymesterの客演作品を集めた強力盤『ベストバウト～16 ROUNDS FEATURING RHYMESTER～』が、10位には長見順&吾妻光良による7インチ“ギターおやじ ピアノおばさん”が初登場しております。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（2月19日～2月25日）
1. 椎名林檎×斎藤ネコ『平成風俗』
2. Dragon Ash『INDEPENDIENTE』
3. capsule『Sugarless GiRL』
4. Hiromi's Sonic Bloom（上原ひろみ）『タイム・コントロール』
5. 木村カエラ『Scratch』