2月5日～2月11日のタワレコ渋谷店チャートは木村カエラ、ACIDMAN、竹内電気などが登場

タワレコ渋谷店総合チャート、今週はトップ10圏内のほとんどを邦楽勢が占めている状態。まず1位の座に輝いたのは、木村カエラのニュー・アルバム『Scratch』。會田茂一（FOE）、渡邊忍（ASPARAGUS）、mito（クラムボン）というお馴染みの面々のほか、BEAT CRUSADERSやA×S×E（NATSUMEN）、ファラー、toeなどのヴァラエティに富んだ作家陣が揃った本作は、予想を裏切らない超ポップな仕上がりで、多くのリスナーをガッチリと掴んでいる模様です。続く2位には、ACIDMANのニュー・アルバム『green chord』が初登場。ジャズ、ファンク、ボサノヴァなどが見事にロックンロールへと昇華された、オリジナリティーに満ちた一枚となっております。そして3位には、洋楽で唯一トップ10内に初登場してきた、フォール・アウト・ボーイのニュー・アルバム『Infinity On High』がランクイン。プロデューサーにニール・アヴァロンやベイビー・フェイスを迎え、ゲストとしてパニック!・アット・ザ・ディスコのライアン・ロスやニュー・ファウンド・グローリーのチャド・ギルバート、そしてジェイ・Zまでもが登場する本作は、パンク～エモを踏み越えた、ぶっ飛んだロック・サウンドが目一杯に詰め込まれた作品となっております。ほか、5位には抜群の破壊力を誇るヘヴィ・ロック・バンド、Dir en greyのニュー・アルバム『THE MARROW OF A BONE』が、6位にはスケール感を増した歌声が印象的なMISIAのニュー・アルバム『ASCENSION』が、7位にはジャパニーズ・クラブ・シーンの重要人物、Fantastic Plastic Machineのベスト・アルバム『FPMB』が、9位には昨年の夏フェスに出演しまくり、さらなる進化を遂げたhare-brained unityによる完全四つ打ち仕様のフル・アルバム『EVEN BEAT』が初登場しております。

一方、今週のJ-INDIESチャ－ト。1位に初登場したのは、渋谷店限定でリリースされたFUNKISTのニュー・シングル『白い世界』。ドラマティックなサビに涙するタイトル曲と軽快なファンキー・チューンとがカップリングされたお買得盤となっております!　続く2位には、独特のリズムで言葉を操るヴォーカル&MCから成る2人組、Realzのファースト・ミニ・アルバム『R』がランクイン。そして4位には、2丁拳銃がさまざまな芸人に勝手に楽曲を提供し、歌ってもらったというユニークなアルバム『コムロきどり』が初登場。パンクからバラードまでを網羅する幅広い楽曲と、豪華な芸人ゲストの歌が見事にフィットした、エンタテイメント性の高い一枚となっております。続く5位には、名古屋を中心に活動する5人組、竹内電気の最新作『HITS!!』がランクイン。80年代風シンセ入りのエモ～ギター・ロック～AORと渡り歩く激ポップな楽曲と、時に〈キモい〉とまで言われる独特のパフォーマンスで、東海地区から全国区へと人気急上昇中のニューカマーです。ほか、6位には美メロを擁するエモーショナル・ロック・バンド、onsaのニュー・アルバム『アルバム』が、7位には〈ポップなんだけどちょっぴりねじれたロック・サウンド〉＝POP'N ROCKなる独自のサウンドを突き進むフーバーオーバーのニュー・アルバム『不等式とその解』が、10位にはメロディック・パンク好きにオススメのPOP DISASTERによるファースト・フル・アルバム『Make a Promise』が初登場しております。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（2月5日～2月11日）
1. 木村カエラ『Scratch』
2. ACIDMAN『green chord』
3. FALL OUT BOY『Infinity On High』
4. NORAH JONES『Not Too Late』
5. Dir en grey『THE MARROW OF A BONE』