6月12日~6月18日のタワレコ渋谷店チャートは宇多田ヒカル、FATBOY SLIM、INO hidefumiなどが登場
今週は4作品が初登場作品となったタワレコ渋谷店総合アルバム・チャートベスト10。スカパラに代わって首位に躍り出たのは宇多田ヒカルのニュー・アルバム『ULTRA BLUE』。Utada名義での全米デビューを経てリリースされた4年ぶり4枚目のオリジナル・アルバムである本作は、“COLORS”“誰かの願いが叶うころ”“Be My Last”“Passion”“Keep Tryin'”といったシングルも収録した先鋭的かつポップな内容。ファンならずとも注目の一作です。2位はファットボーイ・スリムのベスト・アルバム。フロアを大爆発させてきたロッキン・ダンスなアンセムの数々をまとめてチェックできる優れものです。3位に登場したのはアンジェラ・アキのファースト・フル・アルバム『Home』。ダイナミックなピアノとエモーショナルなヴォーカル表現から成る歌世界が、新しい女性シンガー・ソングライター像を提示しております。5位はロストプロフェッツの2年ぶりのサード・アルバム。新世代のヘヴィ・ロックの旗手として注目を集める彼らの新作は、〈スクリーモ〉から一段階抜けたソングライティングの成長が著しい内容となっております。13位のバスタ・ライムス、14位の湯川潮音など、注目初登場作品は下位にも目白押しです。
一方J-INDIEチャート。こちらは先週5位のINO hidefumiのデビュー・アルバム『Satisfaction』が一気に首位に浮上(総合チャートでも11位へランクアップ)。フェンダーローズの音色を基軸に、骨太のビートとうねるベースラインが優美なノスタルジアを演出する洗練されたサウンドが多くの音楽ファンの耳を捕えている模様です。4位は日本語、英語、広東語を操るバイリンガル・ラッパー、NIKKAのデビュー・アルバム。Def TechのMICROが参加していることでも話題を集めている本作は、トラックメイキング、ラップ共に本場NY仕込みのスキルが炸裂する一枚です。MICROのキャッチーなコーラスにも注目。5位はTHE MACKSHOWの1年ぶり4枚目の新作アルバム。ジャケどおりのゴキゲンな皮ジャン・ロックが隅から隅まで堪能できる一枚です。
・タワーレコード渋谷店総合チャート(6月12日~6月18日)
1. 宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』
2. Fatboy Slim『The Greatest Hits:Why Try Harder』
3. アンジェラ・アキ『HOME』
4. 東京スカパラダイスオーケストラ『WILD PIECE』
5. Lostprophets『Liberation Transmission』
・タワーレコード渋谷店J-INDIEチャート(6月12日~6月18日)
1. INO hidefumi『Satisfaction』
2. 椿屋四重奏『幻惑』
3. Def Tech『Catch The Wave』
4. NIKKA『来恩』
5. THE MACKSHOW『プルメタ反抗賊』







