ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン! 英国王室と音楽の関係(from LONDON)
4月21日に80歳の誕生日を迎えた英国のエリザベス女王。これを祝して(?)、今回のテーマは〈英王室と音楽〉。まず意外に知られていないけど、女王が好きなのはハリウッド製ミュージカル映画の音楽で、クラシックや軍隊音楽もご愛聴。また2002年に開催した即位50周年記念コンサートのライヴ・アルバム『Party At The Palace』が10万枚のセールスを突破した際には、英王族として初めてゴールド・ディスクを授与されている。その他のファミリーに目を向けてみると、故ダイアナ元皇太子妃はデュラン・デュランやマイケル・ジャクソンなどのポップ・ミュージックが好きだったため、王室内には〈低俗〉と馬鹿にする人もいたとか。ただ、母の血を受け継いでかその息子たちも新しめの音楽が好きで、ウィリアム王子はR&Bやヒップホップがお気に入り。公邸でテクノを大音量で流し、父チャールズ皇太子を困らせていたという噂もあるヘンリー王子(パーティー好き)は、いまはストリーツの大ファンらしい。
なかなか〈音楽通〉でイケてる英王室……って感じだが、実は女王様、以前バッキンガム宮殿でのパーティーにて、招待客のジェフ・ベック、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ブライアン・メイの4人を前に「ご職業は?」とブチかましたというエピソードの持ち主でもある。うーん、そのうちの1人が〈クイーン〉だってことも知らなかったに違いない……。(レポート/森はるこ)







