【タワレコ発インストア・ライヴ速報】DREAM STATEがタワレコ新宿店に登場!
ウェイキング・アッシュランドやジャックス・マネキン、サムシング・コーポレイト、メイ、コープランドなど、〈第2世代エモ〉と括られるシーンで今一番勢いのある〈ピアノ・エモ〉シーン。その中でもジミー・イート・ワールドを生んだアリゾナ州メサより彗星の如く現れ、06年の超大型新人と期待されるドリーム・ステイトがデビュー・アルバム『Something to Believe In』を引っさげてのインストア・ライヴを行った。
さすがエモ好きの間では相当騒がれているだけあって、会場には100人を超える人でぎっしり。客層は年代も服装も性別もバラバラで、彼らの幅広い人気のほどがうかがえる。そんな中、ヴォーカル&ギター&ピアノのニック・ガーザが登場するとあたたかい拍手でお出迎え。写真や楽曲から想像するに、もっと真面目で地味な人かと思っていたけれど、小柄な身体にキャップ&Tシャツという近所のスケーターキッズのようなスタイルで飄々と動き「ドリーム・ステイトデス! ヨロシク!」と日本語で挨拶するカジュアルなノリ。
左から、マイク・ピントール(ベース)、デヴィン・ピエルス(ギター)、ニック・ガーザ(ヴォーカル、キーボード、ギター)
この日はアコースティック・ライヴだったため、ピアノ&ヴォーカルの弾き語りだったが、演奏が始まった途端にグッと観客の心を惹きつけるのはさすが。美しいタッチで鍵盤を叩きながら、時には囁くように、時にはエモーショナルに熱唱。アレンジで勝負するエモ・バンドが多い中、声とピアノだけで成り立ってしまう所に彼らの強さがある。ドリーム・ステイトの名をここまで広めた名曲“Change”や高揚感のある青いメロディがたまらない“No Vacancy”など、この日は全5曲を披露。25分ほどのショウだったが、それでも十分過ぎる内容だったと思う。
〈エモ〉という括りを脱却し、ベン・フォールズやコールドプレイなどと並べて語られる日も近いかなと思うほどの、普遍性を持つ〈うた〉の数々。ライヴ後のサイン会に並んだ長蛇の行列がみんなの満足感を物語っていた。(田家大知)
〈06/3/05 DREAM STATEインストアライヴ @TOWER RECORDS 新宿店〉
1.Don't Walk
2.Something to Believe In
3.Change
4.Friend
5.No Vacancy
〈Dream State Japan Tour '06 with DRUM:KAN〉
3月7日 (火) 名古屋・クラブダイアモンドホール
料金:3,000円(全立見・ドリンク代別途)
共演:Starboard/ Local Sound Style/ Kidd
3月8日 (水) 大阪・鰻谷Sunsui
料金:3,000円(全立見・ドリンク代別途)
共演:DRUM:KAN/ Local Sound Style
3月9日 (木) 東京:CLUB ASIA
料金:3,000円(全立見・ドリンク代別途)
共演:Starboard/ Local Sound Style他
3月11日 (土) 前橋:ACCURACY
料金:3,000円(全立見・ドリンク代別途)
共演:パンタグラフ他