ニュース詳細

政治家の隠れファンも多い(?)スミスの〈再結成〉が実現!?(from LONDON)

 1月、イギリスでブレア首相の〈ロック時代〉を追ったTV番組「Tony Blair:Rock Star」が放映された。いまや政界のトップに立つ同首相も、実は若い頃は〈ロックで成功〉を夢見た〈反逆児〉。番組ではそんな若きブレアが、70年代のロンドンでロック・プロモーターとして活躍したり、大学でバンド活動をする様子をドラマ風に再現、長髪+ピチピチパンツでマイクを振り回すなどの衝(笑)撃シーンをたっぷり観せてくれた。そういえば2005年末に就任した保守党の新党首も「お気に入りはキラーズ。いちばん好きなアルバムはスミスの『The Queen Is Dead』!」と発言していたりして、イギリスでは政治家もロック好きが多いようだ。

 さてそのスミスだが、1月末にマンチェスターで開催された慈善ライヴで、なんと夢の〈再結成〉が実現。ジョニー・マー&ザ・ヒーラーズと、スミスのベーシストだったアンディ・ルークが共にステージに立ち、スミスの名曲“How Soon Is Now?”を共演したのだ。一方、残念ながらサプライズ出演はなかったモリッシーも、『You Are The Quarry』に続くニュー・アルバム『Ringleader Of The Tormentors』を4月にリリース予定。政治家の〈隠れファン〉も買うかどうかは不明だが、アルバムに合わせたUKツアーのチケットは発売と同時にほぼ完売し、変わらぬ人気ぶりを見せつけている。(レポート/森はるこ)

掲載: 2006年02月25日 00:00