ラテン・ジャズ界の巨人、RAY BARRETTO死去
ティト・プエンテ楽団、ファニア・オールスターズなどで活躍したラテン・ジャズの大御所パーカッショニスト、レイ・バレットが76歳で死去した。〈Billboard.com〉が報じたところによると、彼が亡くなったのは2月17日、ニュージャージー州ハッケンサックの病院にて。
プエルトリカンの両親のもと1929年にニューヨークのブルックリンに生まれたレイ・バレットは、1950年代後半にモンゴ・サンタマリアの後釜としてティト・プエンテ楽団に加入し、ニューヨークのラテン・ジャズ界で活躍。サルサ・ミュージックの礎を築き、ジャズ界ではレッド・ガーランド、ディジー・ガレスビー、キャノンボール・アダレイ、ウェス・モンゴメリー、ルー・ドナルドソンなどと共演、70年代にはファニア・オールスターズで活躍した。また1962年にリリースした『Charanga Moderna』収録曲の“El Watusi”が大ヒットし、その名を広く知らしめた。
謹んでご冥福をお祈りいたします。