ヒップホップ業界が次に狙うのは……ボード・カルチャー?(from LOS ANGELES)
ひとつのスポーツ・ジャンルを超えて、カルチャーとして世界中の若者に絶大な人気を誇るスケートボード。いままでスケート・カルチャーと音楽界との繋がりといえば、スラッシュやミクスチャー・ロック系が中心であったけれども、今年になってコアなヒップホップ・シーンと連動する動きが始まっている。
まず、今年春にネプチューンズのファレル・ウィリアムスがNIGOとのスニーカー・ブランド〈Ice Cream〉主催のスケートボード・チームを設立したが、もともとファレルは自宅内にスケート用のランプを作るほどのスケートボード好きとして知られていたので、この展開はさほど意外性はなかったとも言える。一方で大きな話題となっているのが、8月末に発表されたスヌープ・ドッグによるスケートボード・ブランド〈Snoop Dogg Board Company〉の設立だ。いままでスケートボードのイメージがまったくなかったスヌープだが、この新ビジネスにはスヌープの兄弟が深く関わっていて、スケートボードとヒップホップの両カルチャーを融合したブランド戦略を展開していく模様。さらにスケートボードだけではなく、スノーボード用品も商品ラインナップに加わっており、ボード・スポーツ業界にも新たにヒップホップの波が押し寄せてくるか!?(レポート/大前 至)







