8月8日～8月14日のタワレコ渋谷店チャートはSteph Pockets、ハナレグミ／クラムボン／ナタリー・ワイズ、Kaoru Inoueなどが登場

初登場作品はなくとも変動はありなタワレコ渋谷店総合アルバムチャートベスト10。先週首位のHAWAIIAN 6のニュー・アルバム『BEGINNING』は今週もガッチリ首位を守り、その根強い支持を証明しております。注目は14位から2位に再度ジャンプアップしたステフ・ポケッツ。今年のサマソニ・ビーチ・ステージでのライブも大盛況だった、そのオーガニックかつグルーヴィーなサウンドは、今後も音楽ファンにジワジワと浸透していきそうな雰囲気です。5位から3位へ順位を上げたサーフ・ミュージック・シーンの女性シンガー・ソングライター、トリスタン・プリティマン、6位から4位へ進んだPIZZA OF DEATHの最重要ロック・バンド、SLIME BALLなど勢いを失わない作品たちの健闘が目立つなか、19位から5位へジャンプアップしたハナレグミ／クラムボン／ナタリー・ワイズによる、映画「サヨナラCOLOR」サウンドトラックが驚異の伸び。映画の公開を契機にさらなる盛り上りが期待できそうです。

一方J-INDIEアルバム・チャート。首位のハナレグミ／クラムボン／ナタリー・ワイズは当然として、注目は2位のKaoru Inoueのニュー・アルバム『THE DANCER』。下位からジワジワと順位を伸ばし、総合チャートでも10位に登場。数多のDJでの経験をフィードバックしつつ、無国籍な魅力はそのままにストレートなタイトル同様ひたすら〈踊れる〉作品となっております。ダンス・ミュージック・ファンのみならず幅広い支持を拡大中です。そして5位はFlying Rhythmsのセカンド・アルバム。内田直之などをメンバーに含むダブ・バンドの新作は異次元のトビを見せる傑作。ハウス的なイディオムも大幅に導入され、聴きすすむうちにトランシーな高揚感が襲ってくること請け合いの内容でございます。ぜひお試しを!!

・タワーレコード渋谷店総合チャート（8月8日～8月14日）
1. HAWAIIAN 6『BEGINNING』
2. Steph Pockets『Flowers』
3. Tristan Prettyman『TWENTYTHREE』
4. SLIME BALL『SLIME BALL』
5. ハナレグミ／クラムボン／ナタリー・ワイズ『サヨナラCOLOR：映画のためのうたと音楽』