2月14日～2月20日のタワレコ渋谷店チャートはJACK JOHNSON、ASIAN DUB FOUNDATION、heなどが登場

先週首位のLOVE PSYCHEDELICOを退けたのはやはりジャック・ジョンソンのニュー・アルバム『In Between Dreams』。ここ日本でも特大ヒットを記録し、一大サーフ・アコースティック・ブームを巻き起こした『On And On』に続くサード・アルバムも期待を裏切らない仕上がりとなっております!!　ピースフルなヴァイブを運ぶ極上の歌声、メロディーが多くの音楽ファンの心を変わらず捕えてるいる模様です。5位に登場したのはアジアン・ダブ・ファウンデーションの新作『Tank』。ダンスホール・レゲエ、ヒップホップ、ドラムンベース、ロックなどを高速に融合した鋭利なダンス・ミュージックがこちらも多くのリスナーのアドレナリンを上げております。10位に登場したのは2月25日発行のbounce誌でもカヴァーを飾っている般若のセカンド・ソロ・アルバム。歯に衣着せぬ容赦のないライム、動物的かつ確かなスキル、ハードコアなスピリットが日本のヒップホップ・シーンのなかでも際立った存在感を見せる彼だけに、その支持は厚いものがあります。24位から14位へジャンプアップを果たしたUKロック脅威の新鋭リトル・バーリーも口コミのみでジワジワと噂を広めております。

そしてJ-INDIEアルバム・チャート。こちらは総合チャートにおいても依然として2位をキープしているDef Techが首位を守り、2位のART-SCHOOLもそれに続きます。注目はやはり3位のhe。総合チャートでも19位と健闘を見せている彼らは、the band apartなどが所属するレーベルASIAN GOTHICが新たに送りだす4人組。バンアパ的なギターロックを継承しながらより突き抜けた音楽性や、複雑なアレンジを微塵も感じさせない強靱なバンド・アンサンブルがとにかく新鮮です。4位はBase Ball Bearとのスプリット・シングルも好評をはくしたBaconのニュー・アルバム。ピコピコ音とギターサウンドの絶妙なコンビネーションを軸に勢いにあふれた歌が次々に飛び出していく好盤となっております。6位のghqは下北、渋谷を中心に活動を続けるバンド。初のミニ・アルバムにおける、80年代UKロックを文学的な日本語詞に翻案して奏でたようなサウンドが秘かに注目を集めそう。インディー早耳ファンはいますぐチェックです。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（2月14日～2月20日）
1. Jack Johnson『In Between Dreams』
2. Def Tech『Def Tech』
3. Do As Infinity『NEED YOUR LOVE』
4. LOVE PSYCHEDELICO『Early Times』
5. ASIAN DUB FOUNDATION『Tank』