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OUTKASTのANDRE 3000、大統領選挙投票を促す番組に

そんな〈MTVビデオ・ミュージック・アワード〉のフィナーレを飾るパフォーマンスで星条旗カラーの風船を降らせ、〈投票しよう!〉とのプラカードとメッセージで締めたアンドレ3000は、どうやらミュージシャンの仕事と同時に、若年層に投票を促す活動をしばらく並行して行うらしい。〈BETアワード〉の受賞スピーチでも「映画〈華氏911〉を必ず観るように!」と叫んでいたが、その後発言力をさらに強めるためにあちこちに顔を出している。8月の最終週にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた共和党大会の際も、デモ隊から出た逮捕者のなかに自分のインターンがいたと主張、釈放を促すためにマイクの前に立った。また、特別契約局HBOで今回の選挙戦に関するドキュメンタリーの製作に乗り出し、共和党・民主党の両大会に出席し、ジョン・ケリー候補とジョージ・W・ブッシュ大統領のそれぞれの娘たちを相手にインタヴューを敢行。超党派の組織〈Declere Yourself〉とも動きを共にしている。さらに、アンドレは11月の大統領選で、自分自身が初めての投票をすることを大々的にアピール。「いままでは仕事で地元にいられなかったために投票できなかった。当時はあまり大切に思っていなかった」と告白する一方で、「映画スターやラッパーは、時によって政治家よりも影響力がある」と自身の活動に対する自信も覗かせている。本業のほうは、来年にアウトキャストとしてのアルバムと、HBOのTV映画のサントラの2枚がリリースされる予定である。

掲載: 2004年09月30日 20:00

更新: 2004年09月30日 20:56