ECDが〈READYMADE INTERNATIONAL〉より書き下ろし本をドロップ!
日本のヒップホップ黎明期を索引し、その後は(いわゆる、上昇&芸能志向の強いヒップホップ・アーティストとは異なる)独自のスタンスで作品を発表、根強いファンを持つラッパー、ECD。現実的で分析的な絶妙な視点をもった文筆家としても知られる彼が、〈レディメイド〉より書き下ろし本を出版する。タイトルは「READYMADE INTERNATIONAL PRESENTS ECDIARY」、発売予定日は9月19日。
本作は彼の3ヶ月間にわたる日記と音楽と短編小説が、全192ページに綴られたもの。詳細はいまのところ不明ですが、まずはレディメイド主宰小西康陽氏のコメントをご参照のこと。〈「レディメイド・マガジン」を創刊するときに、最初に頭に浮かんだ執筆者がECDだった。ぼくたちは、と言うのはよそう、ぼくは音楽や食べることなどの話をするときはひどく饒舌なのに、それ以外のあらゆることを語ろうとする途端、失語症になる。そんなときECDはよく通る声で喋る。もちろん彼はぼくたちの代弁者なんかではない。けれども彼の言葉を読むときのぞくぞくするような爽快感は何だろう。いつも正論を、ときとして笑いだしてしまうほど痛快な正論を吐く男。誰もが待っていたはずの本だ。(小西康陽)〉