7月12日～7月18日のタワレコ渋谷店チャートはHY、THE HIVES、ROOTSなどが初登場

今週のタワレコ渋谷店総合チャート第1位を制したのは、HY。オレンジレンジなどの活躍以前に沖縄旋風を巻き起こした彼らがさすがの貫禄を見せつけたかっこうです。新作『TRUNK』はラウド・ロックに留まらず、キャラクターを音盤化したようなストレート・ソングを満載した作品となっております。そして2位に飛び込んだのがスウェーデンのロック怪獣、ハイヴス。メジャー移籍第一弾の本作『TYRANNOSAURUS HIVES』で一気に認知を広げたかっこうとなり、サマソニ出演がその決定打となりそうな勢い。荒くれたガレージ・ロック道一直線なサウンドとスタイリッシュなスーツ姿がトレードマークの彼ら。ここ日本の地でも多くのファンを獲得中です。4位に初登場したのは生バンド・ヒップホップの枠組みすら飛び越えたルーツの新作。エクスペリメンタルな前作を凌ぐ力の入りようとなっております。18位から7位へのジャンプ・アップを果たしたファンキーなロックンロール・バンド、マルーン5にも注目です。

そしてJ-INDIEアルバムチャート。先週1位のLOW IQ 01をかわして首位を奪取したのは現役慶應大学生二人組、No Quarterのシングル。渋谷の路上などでライブ活動を繰り返してきた彼らは、口コミのみでファンを拡大してきた実力者たち。今後の躍進にも期待です。そして3位に付けたのがPINKLOOP。メロコアを独自に進化させたかのようなサウンドとメロディーに定評のある彼らが、よりミディアムな歌にシフトしたかのような新作『ディスコーディック』は、新たなPINKLOOPの魅力が詰まった作品と言えるでしょう。ヒップホップ、ブレイクビーツ好きには6位のASAYAKE PRODUCTIONSのチェックをぜひ。広範なジャンルから蒐集されたブレイクスの数々を、類い稀な手腕で再構築したファースト・アルバム『ASAYAKE BREAKS』は全方位のダンス・ミュージック・ファンにお薦めしたい作品となっております。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（7月12日～7月18日）
1. HY『TRUNK』
2. THE HIVES『TYRANNOSAURUS HIVES』
3. LOW IQ 01『MASTER LOW 3』
4. THE ROOTS『The Tipping Point』
5. BEASTIE BOYS『TO THE 5 BOROUGHS』