〈The Source〉VS EMINEM、どこまで続く?
ヒップホップ誌「The Source」のオーナーが記者会見を開催して、エミネムと思われるラッパーが人種差別的発言をしているラップのテープ2本を公表。エミネムおよび彼の運営するレーベル、シェイディに対して抗議するよう呼びかけた。〈人種差別者〉と非難を受けたエミネムは、2本のテープのうち1本は自分のMCであることを認めたうえで、自分は人種差別者でないと主張。「そのテープは俺が15歳の頃に、怒りと無知とフラストレーションに任せて作ったもの。ガールフレンドと別れたばかりで、その彼女がアフリカ系アメリカ人だったから、怒った俺はバカな子供みたいに反応してしまった。でも実際、俺はそうだったし、当時の俺がバカだったというふうにみんなも受け取ってくれることを望みたい」と謝罪コメントを表明。ヒップホップ・シーンの父、ラッセル・シモンズは「エミネムの言葉を信じたい」とエミネムを擁護する発言をしている。今回の事件の背後には、エミネムと「The Source」誌とが以前から衝突していたという経緯もあり、本件とは無縁だとしながらも、すでに「The Source」誌を批判したと思われるエミネムの新曲が彼のサイトにお目見えしている。