David Bowie、初期未発表曲は幻となるか？

デヴィッド・ボウイの未発表トラック3曲が、昨年交通事故で亡くなった音楽プロデューサー、ガス・ダッジョンの自宅から発見された。生前、ガスはボウイと69年の『Space Oddity』の印税を巡って長年に渡る泥沼裁判を続けていた。この裁判のために必要な証拠資料を集めるため、ガスの自宅を捜索していた捜査官によって屋根裏からこの未発表音源の入ったデモテープが発見されたというわけ。捜査官によれば、テープには“Waiting For My Man”“Little Toy Soldier”“Silly Boy Blue”とタイトルされた3曲が収められており、コンディションもとても良いとのこと。67年の作品でガスのプロデュースによる、ボウイのデビュー初期の作品ではないかと予想されている。しかしながらリリースするにはボウイの許可を取らなくてはならず、加えて長年の泥沼裁判は現在も進行中のため、この音源がリリースされる可能性はきわめて少ないと言われている。ボウイのスポークスマンは「まだコメントをする段階ではない」と話している。