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システム・オブ・ア・ダウンがマイケル・ムーア監督の新作ビデオ「ブーム」で平和を訴える

南カリフォルニア出身のヘヴィ・ロックバンド、システム・オブ・ア・ダウンが、ニューシングル「ブーム」のビデオを通して、平和を訴えるメッセージを伝え始めた。 バンドのヴォーカリスト、サージ・タンキアンはこのヴィデオについて「僕たちはこのヴィデオが生命の尊さと美しさを伝えると同時に、恐れや戦争や戦争の噂のない世の中に住みたいという想いを象徴できたらと思っている」と説明している。

ビデオを手がけたのはボウリング・フォー・コロンバインなどで日本でも超話題のマイケル・ムーア監督。2月15日と16日に世界各地で同時に行われた反戦デモや平和行動で撮影された素材のコラージュがビデオの大部分を占める。システム・オブ・ダウン自身がLAで行われたデモに参加した模様も、彼らがデジカメで記録した様子も含め、収録されている。マイケル・ムーア監督は「ウッディー・グースリーやボブ・ディランのように、システム・オブ・ア・ダウンは『ブーム』で新世紀の真の抗議の曲を創った。これはとても力強く、人を動かす力を持ったビデオになり、このビデオを見る何百万人の人たちの心に訴えかけると思う。そしてこれは彼ら視聴者が、そう、平和を求める人間は決して少ないわけではないということを気付かせてくれるはずだ。」と語っている。

このビデオは米国では、今週からMTV2を中心に大量オンエアされる予定。反戦を活動を行っている他のアーティストと共に話題になりそうだ。バンドが所属する米レーベルのサイトではストリーミングも行われている。

掲載: 2003年03月18日 12:00

更新: 2003年03月18日 14:40

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