ニュース詳細

ニューヨークを代表するパーティ『ボディー・アンド・ソウル』が突然の休業

 ニューヨークのクラブシーンを代表するイベントとして、世界中のダンス・ミュージックファンから大きな注目を浴びていたサンデーアフタヌーンパーティー『ボディー・アンド・ソウル』が7月21日を最後に突然の休業となった。
 
 ジョー・クラウゼル、ダニー・クリヴィット、フランソワ・ケヴォーキアンというダンス・ミュージック・シーンのキーパーソン的な3人がレジデントDJとして顔を連ね、毎週日曜日の夕方から深夜12時までコアなダンス・ミュージックファンを虜にしてきたこのパーティーは、'96年のスタート以来今回が初めての休業となる。

 今回の休業の原因は、6月下旬にクラブ側のオーナーが変わったことによるものが大きい様だ。オーナーが変わると同時に、『ボディー・アンド・ソウル』が行われていたVINYLというクラブが、ARCという名前に変更された。これに伴い、内装、サウンド・システムが大きく変わり、壁は全面白塗り、サウンド面に関して一部ファンの間では、音質が低下したという声が高かった。そして、さらに以前採用されていたメンバーズ制度(メンバーになると割り引きで入場することができる)がオーナーの意向により全面廃止されてしまった。オーナー側との意見の対立と全体的なクオリティーの低下等が原因となり、今回の休業に至ったようだ。

 現段階では正式には再開の見通しなどは明らかになっていないものの、同じくニューヨーク・マンハッタンのミッドタウンに位置するクラブSHELTERに場所を移して再開するという噂だ。

掲載: 2002年08月02日 15:00

更新: 2002年08月02日 15:56