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インタビュー

竹内まりや『TRAD』

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2014年09月10日 00:00

ソース: 2014/9/10

TEXT:能地祐子

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[ interview ]


35周年のアニバーサリー・イヤーを迎えた竹内まりや、久々の新作アルバム『TRAD』が届いた。サザンオールスターズの桑田佳祐・原由子をゲストに迎えた新曲“静かな伝説(レジェンド)”やドラマ『安堂ロイド~A.I knows Love?~』主題歌“Your Eyes”、松田聖子等への提供曲のセルフ・カバーなどを含む充実の1枚だ。

時代を超えて惹かれ続けるもの。時代に流されないもの。それを目指したいという気持ちが<トラッド>


―前作『DENIM』から7年になるんですね。

「自分の感覚だと4年くらいかなぁ……と思ってたら。あっという間に7年が経ってました。とはいえ、その間もずっとレコーディングはしていましたし、達郎も自分のアルバムを出したりツアーをしたりと山下家としてはフル稼働でしたから(笑)。とはいえ、曲を書く中で7年前には出てこなかったであろう言葉が出てきたり、同じ言葉を歌っても7年前とは違う響きが感じられたり。やっぱり自分が7年の歳を重ねたことは実感しています」



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―ロッカバラード、マージー・ビート、フィリー・サウンドなど、デビュー当時からの<得意ワザ>もたっぷり入っていて。35周年アニバーサリーイヤーならではの、まりやワールドの集大成というか?

「結果的に、おなじみ系が網羅された感じはありますよね。デビューの時にこういうアルバムを出したとしてもおかしくないような曲が並んでいるし。でも、それだけじゃなくて、昔だったら絶対に歌わないような世界もあるし」

―伊集院静さん作詞の官能的な“最後のタンゴ”とか。?

「自分じゃ絶対に書けない歌詞ですよね。歌うのは難しいけど、すごく面白かった。あと“Dear Angie ~あなたは負けない”や“ウイスキーが、お好きでしょ”で、学生時代に一緒にバンド活動していた杉真理さんの曲も久々に歌えたし。最近、人の曲や詞を歌うのがすごく楽しくなってきたんです。杉さんの中で生まれたキャラクターになりきって<ディア・アンジー>と歌いかける面白さ。“ウイスキーが、お好きでしょ”ではバーのカウンターの中にいる妙齢のそれ風な女性になりきったりとかね。そういう変身願望(笑)を満たしてくれる面白さが人の曲にはありますね」

―ドラマのために書いたり、他の歌手に提供した曲が、このアルバムに入ることで、まりやさんのもとに<帰ってきた>みたいな感じがありますね。ちょうどキャロル・キングの『つづれおり』のように。?

「それはありましたね。<帰ってくる>って感じ。タイアップや主題歌として曲を書く時は、これを将来アルバムにまとめるとか、そういうことは考えず、その都度要請されたテーマに沿って作るんですけど。でも、ニュース番組だったり若者ドラマだったり、バラバラだから。これがひとつにまとまるんだろうかと最初は思ったりもしました。ただ、できあがってみると、シングルの曲も、他の方に提供した曲も、不思議とひとつにまとまって。結局、一人の人間が書いたものは、バラバラのようでいても何かつながっているんでしょうね」

―みつき(高畑充希)さんの“夏のモンタージュ”や、松たか子さんの“リユニオン”のセルフ・カバーでは、彼女たちとは違う<大人のチャーミングさ>が出てますね。?

「私の今の年齢で“夏のモンタージュ”を歌ってみる楽しさとか、歌い手としての面白さがありましたね。何歳になってもティーンエイジ・ポップスの世界に年齢も時代も超えて自由に戻っていけるって、歌ならではのことじゃない? でも、一方では年齢を重ねた夫婦愛を描いた“深秋”のような、若い頃には絶対に歌えなかった曲もあって。そういう意味での加齢感(笑)は出てるかな」

―アルバム・タイトルの『トラッド』というのはどこから??

「時代を超えて惹かれ続けるもの。時代に流されないもの。それを目指したいという気持ちを<トラッド>と呼ぼうかな、と。最初<タイムレス>にしようかなって思ったんだけど、調べてみたら同じタイトルのアルバムが星の数ほどあったんで(笑)」



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―ジャケットやブックレットは故郷である出雲で撮影。こういう撮影を故郷でするのは初めてだったとか。この景色もまりやさんにとっての<トラッド>ですね。?

「最初は<トラッド>だからイギリス撮影もいいかなと思ったんですけど。ふと、直感的に出雲だな、と。絵になる風景を求めて海外に行くより、出雲のほうが自然に思えたんですね。そんな発想は今までなかった。たぶん出雲の海とか自然の光景って、自分にとってあまりにも当たり前すぎて。私の書くポップスと合うわけがないと思い込んでいたんですね。でも、今回はそれが無理なくはまる曲ばっかりだった。最初と最後の曲は、出雲を舞台にしたドラマ「だんだん」のために書いた曲ですし。不思議ですよね。年齢のせいなのか、やはりご縁というものなのか…」

■Album…『TRAD』now on sale!!

■songlist…

01:縁(えにし)の糸

02:それぞれの夜

03:アロハ式恋愛指南

04:ウイスキーが、お好きでしょ

05:Dear Angie ~あなたは負けない

06:最後のタンゴ

07:輝く女性(ひと)よ!

08:夏のモンタージュ

09:リユニオン

10:特別な恋人

11:たそがれダイアリー

12:深秋

13:静かな伝説(レジェンド)

14:Your Eyes

15:いのちの歌


【初回限定盤特典DVD】 『35minutes of Mariya's Filmography』

◇ souvenir 2000 LIVEより

・「カムフラージュ」

・「駅」

・「不思議なピーチパイ」

 ・「September」

◇ Music Video

・「静かな伝説(レジェンド)」

・「Digest of Mariya Takeuchi」(過去MV16曲ダイジェスト映像)

※初回プレス(初回限定盤・通常盤共通)特典

抽選で豪華賞品が当たるアルバム発売記念キャンペーン専用応募ハガキ封入


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記事内容:TOWER+ 2014/9/10号より掲載

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