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インタビュー

aiko 『泡のような愛だった』

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2014年06月10日 00:00

ソース: 2014/6/10

TEXT:もりひでゆき

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 シングル“Loveletter”“4月の雨”“君の隣”を含む全13曲を収録した待望のニューアルバム『泡のような愛だった』をリリースしたばかりのaiko。より柔軟さを増し、より多彩な表現方法を手にした彼女が描き出す瑞々しい<あなた>と<あたし>の物語の数々は、すべての恋愛ジャンキーたちの心を切なく震わせることになることだろう。

今回も新しい雰囲気の曲をたくさん書くことができたのがすごく嬉しいです



昨年デビュー15周年を迎えたaikoが1年11ヶ月ぶりにリリースした11thアルバム『泡のような愛だった』。プレイボタンを押した瞬間に流れ出す軽快なピアノのイントロにこれまでとは違った感触を覚え、まず一驚した。かと思えば、そこから楽曲本編に入ると雰囲気がガラリと変わり、もうひと驚き。一気にその世界へと引き込まれることになる。オープニングを飾る1曲目“明日の歌”から、これまでにはない新たな表情がたっぷりと注ぎ込まれている印象だ。

「今回も新しい雰囲気の曲をたくさん書くことができたのがすごく嬉しいです。“明日の歌”のピアノのイントロは、デモの段階で私がつけていたものだったんです。イントロからの数十秒で聴いてる人が<お!><お!><お!>って驚いてくれたらいいなと思いながら作ってましたね。想いをわーっと書いていったことで自然と言葉数が多くなったので、ものすごく早口で歌っていたりもするし」

この曲で聴くことができる早口なボーカルは、どこかデビュー当時の楽曲を想起させる懐かしさをはらみつつも、紛れもない今のaikoの表現が詰まっているところがおもしろい。一方では、必要最低限の言葉だけで溢れる想いの強さを表現した“あなたを連れて”というバラードがあったりもする。本作を聴けば、aikoの表現方法がより柔軟に、より多彩になっていることを感じることができるだろう。

「デビュー当時に<もっと言葉数を減らして表現してみたらどう?>と言われたことがあったので、限られた言葉の中にどうやって想いを詰め込むかということをどこかで意識しながら曲作りをするようになっていたんですね。でも今は思っていることを全部言葉にしたいって思うようにもなっていて。結果、自分の中での曲の作り方が1周して、デビュー当時に近い雰囲気も出た感じなんだと思います。15年の活動の中でできあがってきたルールみたいなものは確かにあったと思うけど、それを崩そうとしている自分も常にいたということなんでしょうね」



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サウンド面で斬新さを強く放っている曲として“染まる夢”は大きなインパクトを与えることになりそうだ。aiko自身もこの曲が聴き手にどう届くのかを楽しみにしている様子。

「カラダにしっかり染み込ませないとちゃんと歌えないくらい、ちょっと不思議なリズムを持った新しいタイプの曲なんです。なので、作っている段階からファンのみんなはどんなふうに聴いてくれるのかなっていうのを考えていましたね。自分としてはすごく気に入っていたので、ことあるごとにプロデューサーに<これ録りたいんですよねぇ>って言ってました(笑)。バンドのみなさんの演奏も、メロディがよく動く歌もすごく大変な曲ではあるんですけど、みなさんに届けることができて本当に嬉しいです」

そんな“染まる夢”を筆頭に、スカのテイストを盛り込んだ“遊園地”や、心地よいポップ感がハジける“サイダー”、艶っぽい大人なaikoが疾走する“キスの息”など、ライブ映えする楽曲が満載されているのも本作の大きな特徴だ。

「そう、今回はテンポ感のある曲がすごく多いんです。“染まる夢”とか“遊園地”ではキーボードの人の指が取れるんちゃうかなっていうくらい(笑)、鍵盤の演奏が大変だと思います。レコーディング中からどんどんライブが楽しみになってきていましたね。テンポが速くてメロディがよく動く曲は歌うのが難しかったりもするんやけど、必死に、でも楽しく歌うことができたと思います」

 また、今年の元旦に1度だけ放送されたCMで流れていた“距離”がついに音源化されるのも、ファンにとっては嬉しいトピックと言えるだろう。

「思いがけずお正月のCMでひと足早く聴いてもらえたのがすごく嬉しかったです。この曲のアレンジやテンポ感、フレーズの雰囲気はくくりで言うと“くちびる”に近い感じかもしれないですね。ロングトーンが多い曲なので、レコーディングでは声がブレないように、かつそんなに強すぎず弱すぎず、ちょうどいいポイントを探りながら歌いました。アルバムの中の1曲として、あらためてたくさんの人に届いてくれたらいいですね」

 6月24日からは全国ツアー「Love Like Pop vol.17」がスタート。そこでは音源以上に生々しい、今のaikoの姿が浮き彫りになるはずだ。めいっぱい期待を膨らませて参加して欲しい。



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■Album…『泡のような愛だった』……now on sale!!

Song list
01. 明日の歌
02. 染まる夢
03. Loveletter
04. あなたを連れて
05. 距離
06. サイダー
07. 4月の雨
08. 遊園地
09. 透明ドロップ
10. 君の隣
11. 大切な人
12. キスの息
13. 卒業式

■Live…「Love Like Pop vol.17」


6/24(火) よこすか芸術劇場
6/28(土)、 29(日)東京NHKホール
7/4(金)、5(土) 大阪フェスティバルホール
7/9(水)リンクステーションホール青森
7/10(木) 仙台サンプラザホール
7/20(日) 名古屋本特殊陶業市民会館フォレストホール
7/21(祝・月) 名古屋本特殊陶業市民会館フォレストホール
7/26(土) 三重県文化会館大ホール
7/30(水) 、31(木)札幌ニトリ文化ホール
8/9(土)、10(日) 福岡サンパレス
8/15(金)、16(土) 大阪フェスティバルホール
8/27(水) 東京NHKホール
9/5(金)、6(土)中野サンプラザホール
9/12(金)新潟県民会館
9/15(祝・月)広島上野学園ホール
9/16(火) 倉敷市民会館
9/21(日) 松山市民会館
9/23(祝・火) 高松アルファあなぶきホール
9/26(金) 宮崎市民文化ホール
9/27(土) 鹿児島市民文化ホール第一
10/01(水) 沖縄コンベンションセンター
10/10(金) 金沢本多の森ホール
10/11(土) 福井フェニックス・プラザ
10/14(火) 大阪フェスティバルホール


※詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。

■Profile…aiko(あいこ)

1975年11月22日生まれ、大阪府吹田市出身の女性シンガーソングライター。ラジオパーソナリティなどの活動を経て、97年12月にアルバム『astral box』でインディデビュー。翌年7月、シングル"あした"でメジャーデビューを果たす。等身大の心情を綴った詞とポップなメロディなどが多くの共感を呼ぶ。99年の"花火"以降、"カブトムシ"、"ボーイフレンド"、"キラキラ"などヒット曲を連発。2011年2月には初のベストアルバム『まとめI』『まとめII』を発表。J-POPのメインストリームで活躍中。ライヴも定評があり、常に高い人気となっている。



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記事内容:TOWER+ 2014/6/10号より掲載

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