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インタビュー

『CAPS LOCK』するまで――中田ヤスタカのサウンド変遷と共に辿る、capsule→CAPSULEの歴史(1)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年10月23日 18:01

更新: 2013年10月23日 18:01

ソース: bounce 360号(2013年10月25日発行)

ディスクガイド/出嶌孝次



2001


Capsule 『ハイカラガール』 YAMAHA(2001)

シングル3枚を含む初作。こしじまの大きな歌と和風のメロディー、レトロな意匠が緻密に融和した、いまとなっては最大の異色作? 〈最初のアルバムにはそのアーティストのすべてが入っている〉的なクリシェが本当かどうか確かめてみよう。

 

 

2002


 

2003


capsule 『CUTIE CINEMA REPLAY』 contemode/YAMAHA(2003)

当時の〈ネオ渋谷系〉的な文脈ですんなり楽しめる、キュートな歌唱とカラフルな意匠で象られたオシャレなファンシーボックス。dahliaやEeLなどほぼ全曲にゲストを迎え、ラウンジからテクノ・ポップまでレトロ・フューチャー気分が満開に。

 

capsule 『phony phonic』 contemode/YAMAHA(2003)

間にレーベル・コンピも挿み、前作から8か月後に登場した3作目。Hazel Nuts Chocolateを迎えた名曲“idol fancy”など前作同様にゲストも交えつつ、人懐っこさを増したスウィンギンなアレンジからピチカートな楽しさが弾ける。

 

 

2004


capsule 『S.F. sound furniture』 contemode/YAMAHA(2004)

〈インテリアとしての音楽〉というテーマを、20世紀的なSF目線のサウンドで具体化した、仮想未来のためのサウンドトラック? ラウンジーなボッサやポータブル・ロック、フレンチ・ポップ調など、アレンジもここまでの集大成かのように幅広い。

 

 

 

2005


capsule 『NEXUS-2060』 contemode/ YAMAHA(2005)

後に2259年の音も手掛ける中田だが、ここでのテーマはリゾート用宇宙ステーションが完成した2060年のサウンド。前作の世界観からインテリア機能が後退し、トラック主導の曲やインストが増えて歌の加工もここから際立つことに。

 

capsule 『L.D.K. Lounge Designers Killer』 contemode/YAMAHA(2005)

LDKの間取りに住まいつつ、クラブ仕様のスタイリッシュさも意識した過渡期の一作。アンダーワールド風の表題曲に、哀愁の美曲“グライダー”、おきゃんな“do do pi do”など曲調は多彩で、ピアノを爪弾く小品“fin.”で幕を下ろす構成が示唆的だ。

 

 

2006


capsule 『FRUITS CLiPPER』 contemode/YAMAHA(2006)

ノンストップ仕様で展開される前半がまるで決意表明かのように、エレクトロ~プログレ・ハウス方面へと一気にシフトチェンジした意欲作。後にきゃりーぱみゅぱみゅがカヴァーする切ない名曲“jelly”はここに収録!

 

 

2007


capsule 『Sugarless Girl』 contemode/YAMAHA(2007)

ジャスティスら同時代の海外勢に呼応し、ハウシーな快楽性とエッジーに歪んだ意匠を貫いた傑作。インスト曲の割合が増したぶん、突き抜けるような“Starry Sky”や音楽の効能を歌う(?)表題曲におけるヴォーカルの重要度もアップ。

 

COLTEMONIKHA 『COLTEMONIKHA 2』 contemode /YAMAHA(2007)

モデル/デザイナーの酒井景都と中田が組んだユニットの2作目。初期capsuleのファンシーさも帯びつつ、酒井のガーリーな詞と歌声を強調すべく、彼にしては〈歌の伴奏〉に寄った音のバランスになっているのがおもしろい。

 

capsule 『capsule rmx』 contemode/YAMAHA(2007)

古くは〈S.F.〉収録の“ポータブル空港”から、各時代のダンス・トラックをダイナミックに改編したセルフ・リミックス集。ささくれた音像は2か月後の『FLASH BACK』モードへ橋渡しする前ぶれのよう。そろそろ第2弾が聴きたい気も……。

 

capsule 『FLASH BACK』 contemode/YAMAHA(2007)

中田が珍しくジャケに映る一作。ディストーション・ディスコな表題曲や“MUSiXXX”などブチ上げレクトロなトラックで照準を定めながら、“I'm Feeling You”などに歌メロとしてのキャッチーさも残すのはこの頃のバランスか。

 

 

 

 

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