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インタビュー

UNISON SQUARE GARDEN “リニアブルーを聴きながら”

カテゴリ : .com FLASH!

掲載: 2012年09月19日 18:00

更新: 2012年09月19日 18:00

インタヴュー・文/宮本英夫



UNISON SQUARE GARDEN



[ interview ]

いずれ劣らぬ強烈な個性を競うポップ・チューンが揃った、シングル盤の枠を超越した全4曲。UNISON SQUARE GARDENのニュー・シングル“リニアブルーを聴きながら”は、劇場版「TIGER&BUNNY-The Beginning-」の主題歌となったタイトル曲をはじめ、演奏、歌、アレンジ、歌詞のすべてにおいて、バンドの持つ表現の可能性を爆発的に広げた意欲作だ。三者三様の音楽的な成長と、〈ポップであること〉を探求し続けるバンドの姿勢について熱く語るその姿は、彼らがいままさに絶好調であることを物語っている。



自然な温度感で書けた曲



――“リニアブルーを聴きながら”の第一印象は、待ってました!という感じ。UNISON SQUARE GARDENの王道が来たという第一印象でしたね。

鈴木貴雄(ドラムス)「僕らもそう思ってます」

――これは〈タイバニ〉ありきの書き下ろしということですか。

田淵智也(ベース)「そうですね。ただ、書き下ろしじゃないものって逆に何なんだろう?とは思いますけど(笑)。ストックっていうの? わりとどの曲も書き下ろしの感覚というか、ユニゾンの新しい曲としての書き下ろしという感覚なので、この曲も同じですね。たまたま〈劇場版の主題歌になるかもしれない〉という話があって、頭の片隅には置いてましたけど。“オリオンをなぞる”を書いた時にすごく思ったんですけど、〈TIGER&BUNNY〉は自分が書きたいテーマをそのまま書いてもちゃんと当てはまってくれる感覚がすごく強かったので、今回も特に意識したわけではなく。もっと脚本の情報をくれとか、話のオチを教えてくれとか、そういうことも一切なく、自分の温度感で書けた曲でした」

――こういう疾走感のある曲って、まずリズムから浮かぶんですか。

田淵「曲全体の雰囲気と、メロディーと、言葉が乗ってくる感じと、全体像がフッと浮かぶ感じでしたね」

――メンバーの、この曲の第一印象は?

斎藤宏介(ヴォーカル/ギター)「最初はサビの〈リニアブルーを聴きながら~♪〉の〈ら~♪〉と伸ばす感じと、そのあとにちょっと空白がある感じがいちばん耳に残って、〈そういうので来たか〉と。メロディーの強さをすごく感じたし、ここで具体例を出していいかわからないけど、たとえばエレファントカシマシみたいな、ああいう大きく強く歌う感じの強さをすごく感じて、〈ああ、いい歌だな〉と思いました」

鈴木「歌詞やメロディーから伝わる気持ちの説得力って、ドラムが後押しする部分が大きいと思うんですよ。ドラムは説得力を増させる楽器だと思うから、そういう意味でこの楽曲にはだいぶ入り込んで、オレ自身もみんなに夢を見せてやるという気持ちで。歌うようにのめりこまないとイカンなというのはありました」

――歌詞は、どのへんから湧いてきたものですか。

田淵「それは覚えてないとしか言えないというか……溢れるままに書いたものなので、覚えてないです。〈こんなん出ましたけど〉としか言えないですね」

――ということは、前作の“流星のスコール”とは書き方が違う? あの曲は、言葉の意味を徹底的に噛み砕いて、誰にでもわかるような表現にするためにすごく気を配ったと言ってましたが。

田淵「ああ、そうですね。そういう意味では今回のほうがすごく自分らしい作り方をして、それがそのまま採用されたということですね」

――〈リニアブルー〉は造語?

田淵「そうです。とだけ言おう」

――〈リニア〉には〈真っ直ぐ〉という意味があって、ブルーには悲しみというイメージがあるから、なんとなく伝わるものはありましたよ。正確な意味はわからないけれど。

田淵「当然、言葉に意味がないわけではないんですけど、ただ音楽に乗る歌詞というのは、メロディーを記号化するもので、それに名札をつけるものだと思っているので。聴いた人が名札に書いてる文字を読み上げると、それは聴いた人のものになる。自分もその名札をもらって、声に出して歌えるんだという気持ちになれるのが音楽のいいところだなとすごく思っていて。〈よくわかんないけど、いいな〉というのがいちばんの褒め言葉だと思うんですよ。言葉にできない感情だったり、理由なく楽しいとか、そういう化学反応が音楽のできる役割だと思っていて。強固なメッセージは欲しい人もいれば欲しくない人もいるし、でも普遍的な音楽の役割って、〈なんかよくわかんないけど楽しいね〉って言える感覚であってほしいと思っているので、“リニアブルーを聴きながら”という単語をメロディーといっしょにもらった時に、口に出したくなるとか、友達に話したくなるとか、その人のなかでひとつの記号になれるというのは、作詞家として狙っているところではありますね」

――歌う時には、どんな気分になれる曲ですか。アガる感じ?

斎藤「アガる感じももちろんあるし、この曲は歌ううえで〈強さ〉がいちばん重要だなと思っていて。強さって何だろう?と考えると、この曲のなかだったら、包むような強さというか、ちょっと優しい強さというか、そういうものかな?と思ったんですよね。主人公の視点と第三者の視点と、両方から歌ってる感じというのかな。そういうのがあります」


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