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インタビュー

AKB48 『ここにいたこと』

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2011年06月05日 12:00

ソース: 2011/6/05

犬飼 華

 

 

 

人気アイドルグループ「AKB48」が3rdアルバムを発売する。待望のオリジナル・アルバムだ。
メンバー全員参加の曲あり、新ユニットあり、チームによる新曲あり、大ヒット・シングルあり……の盛りだくさんの内容だ。
メンバーを代表して高橋みなみに話を聞いた。高橋はこのアルバムを全国に届けようと意気込んでいる。

 

 

「自分たちが何かを発信することで伝わることは大きい。皆さんに笑顔になっていただけるアルバムです」(高橋みなみ)

 AKB48が初のオリジナル・アルバムを発売する。
当初は、4/6に発売が予定されていたが、
3/11の東日本大震災の影響で一旦は発売延期になっていた。
そして発売予定から約2ヵ月後の6/8に無事に発売されることになった。

 

 このアルバムはAKB48にとって3枚目のアルバムだ。
過去の2枚はベスト・アルバムだった。
それらはAKB48をこれから知るための入門書としての意味が大きかったために、
「次はオリジナル・アルバムを聴いてみたい!」という声が上がっていたのも事実。
そんな欲求を満たすに十分な1枚となっている。
ジャケットは、メンバーがサーカス団に扮したコミカルなもので、
ひとりだけ口ひげをたくわえた高橋みなみが愛らしい。
担当したのは、シングル「ヘビーローテーション」のジャケットと
ミュージック・ビデオを手がけた写真家、蜷川実花だ。

 

高橋みなみ 以下同:「シングルのベスト・アルバムを出したことはありましたけど、
オリジナルは初めてです。タイトルが意味深ですよね。
これからメンバーたちも大人になって、いつかAKB48を卒業することもあると思うんですけど、
将来的に振り返った時に、<確かに私たちはここにいましたよ>っていう証を
このアルバムで残せるんじゃないかと思います。それって大事なことですよね」 

 

 全16曲が収録されているこのアルバムは、本人たち出演の映画
「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」主題歌“少女たちよ”を筆頭に、
Team A、Team K、Team Bの各チームの全体曲、ここでしか聴けない新ユニットによる曲、
Team 研究生、Team Bの人気曲“チームB推し”、“チャンスの順番”、“Beginner ”、
“ポニーテールとシュシュ”、“ヘビーローテーション”といった近作シングルの連続攻撃を経て、
AKB48プロジェクト全メンバーで歌うタイトル曲“ここにいたこと”、という贅沢な構成になっている。
あまりのヴォリュームに聴く前からつい顔がほころんでしまう。
オリジナル・アルバムだけのことはあり、新曲は実に11曲にのぼることも見逃せない。
さらに、初のミリオンを達成した“Beginner”などの大ヒット・シングルが4曲も、
これでもかと言わんばかりに収録されているのだから、AKB48が出来ることを精いっぱい散りばめてきた印象だ。

 

 

 通して聴いてみると、ふたつの意味があるのではないかと感じた。
ひとつは、曲の収録順から察するに、「これはまるで劇場公演じゃないか!」ということ。
AKB48の原点は劇場公演だ。
秋葉原のドン・キホーテ8Fにある、定員250人の小さなホームで05年12月から活動を始めたわけだが、
ミリオン・ヒットを飛ばすようになっても、テレビで見かけない日がない現在でも公演は
毎日のように続けられている。チーム公演の基本形態は、「全体曲→ユニット曲→全体曲」という流れ。
これにMCを挟んで構成されているのだが、今回のアルバムの流れは公演を思い出させてくれる。

 

「構成は確かに公演っぽいですね。シングルは激しくて強い印象ですけど、
ユニットはふわっとした曲が多いので、聴きこんでほしいタイプの<スルメ曲>になっております」

 

 その劇場公演だが、人気が沸騰した今となってはなかなか見ることができなくなってしまった。
倍率が上がったために、簡単に当たらなくなってしまったのだ。
それはそれで嬉しい悲鳴だが、今回のアルバムが劇場公演ばりの構成になっているのは、
彼女たちの公演をアルバムという形で届けたいという、
秋元康総合プロデューサーの願いがあったのではないだろうか。
各チームの楽曲があり、真新しいユニット(しかもチーム混合の!)で魅せ、フレッシュな研究生たちが舞い踊り、
さらに最新シングルが連打されればKO確実だ。
おまけにAKB48、SKE48、SDN48、NMB48、の各グループに所属する全員が
バラード曲“ここにいたこと”をしっとりと歌い上げる姿を目を閉じて想像しながら聴けば、
これ以上言うことはないだろう。これは、アルバムという形の新公演なのだ。

 

 そして、もうひとつは――これこそがこのアルバムが持つ、より本質的な意味なのだろうが――
このアルバムには<アイドルができること>をてらいもなくやっていこう、という意思がある、ということだ。
前向きなメッセージ・ソングが多いことがそれを証明している。
今さらいうまでもないことだが、AKB48はアイドル歌手だ。歌を歌うことで何かを届けている。 

 

「これを聴いていただければ元気になってもらえると思うんですよ。
自分たちが何かを発信することで伝わることは大きいと感じています。
皆さんに笑顔になっていただけるアルバムです。アイドルってすごい職業ですよね」 

 

 

 

 

 

 AKB48は今回の震災をうけて、「誰かのために」プロジェクトを立ち上げた。
この活動の一環として、中止になった横浜アリーナでのコンサートグッズをチャリティー・イヴェントで販売し、
その売り上げを日本赤十字社に全額寄付した。3rdアルバムの収益の一部も義援金として届けられる。
メンバーの思いがこのアルバムとともに日本中に届くこと。それが<ここにいたこと>の意義だ。
今のAKB48にはそれが出来る。

 

  

 

■NEW ALBUM 『ここにいたこと』……6/8 on sale!

SONG LIST

01.少女たちよ
02.Overtake(Team A)
03.僕にできること(Team K)
04.恋愛サーカス(Team B)
05.風の行方(倉持明日香、指原莉乃、高橋みなみ、大島優子、峯岸みなみ、柏木由紀)
06.わがままコレクション(多田愛佳、前田亜美、小森美果、佐藤すみれ、渡辺麻友、松井珠理奈)
07.人魚のバカンス(高城亜樹、仁藤萌乃、横山由依、河西智美、北原里英、佐藤亜美菜、増田有華)
08.君と僕の関係(前田敦子、板野友美)
09.イイカゲンのススメ(片山陽加、小嶋陽菜、篠田麻里子、秋元才加、宮澤佐江、松井玲奈)  
10.High school days(Team 研究生)
11.チームB推し(Team B)
12.チャンスの順番
13.Beginner
14.ポニーテールとシュシュ
15.ヘビーローテーション
16.ここにいたこと(AKB48+SKE48+SDN48+NMB48)

 

 

■AKB48のパネル展を6/7(火)より開催! (終了日は各店にてご確認下さい)

札幌ピヴォ店 / 仙台パルコ店 / 新潟店 / 渋谷店 / 新宿店 / 秋葉原店 / 横浜モアーズ店 /  町田店 / 名古屋パルコ店 / 名古屋近鉄パッセ店 梅田大阪マルビル店 / 難波店 / 梅田NU茶屋町店 / あべのHOOP店 / 広島店 / 倉敷店 / 福岡店 / アミュプラザ博多店 

 

■PROFILE…AKB48

05年に秋葉原で新しいアイドルを劇場から作ろうというプロジェクトによって誕生。
以後地道に活動を続け、国民的アイドル集団にまで上り詰めた。待望の3rdアルバムをリリース! 

 

   
記事内容:TOWER 2011/6/5号より掲載

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