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インタビュー

RADWIMPS 『絶体絶命』

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2011年03月04日 15:00

更新: 2011年03月04日 18:00

ソース: 2011/3/05

岡本明

 

 

 

2年ぶりとなるアルバム『絶体絶命』を完成させたRADWIMPS。
先行シングル「DADA」、「狭心症」で新たな世界を感じさせてくれたが、
予想を遥かに超えた深みと広がりを携えたアルバムは、歌詞もサウンドも比類のない仕上がり。
多彩な楽曲と練り込まれたサウンド、そして徹底的に自己を見つめた先に見えてきたヴィジョンとは。

 

  

「今まで以上に中庸がないアルバムだと思うんです。歌詞も音もそう。
  生と死とその間のことしか歌っていない」(野田洋次郎)


― アルバムを作っていて、いつごろが作業のピークでした?

 

野田洋次郎(Vo.&Gt.)「去年の夏ぐらいから本格的にずっとピークでした。
油断できる曲がなくて、ちゃんと均等に全力を加えたい曲がそろっていたので。
ただ、最初に半分ぐらいデモの曲があったのはすごく大きかったです。
この曲たちがあればアルバムは面白くなる、そういう手ごたえはすごくありました」

 

― たくさんデモを作って作業しようという意識で?

 

野田「実はちょっと時間を置く時期があったんです。
それは一昨年のツアーが終わってから、みんなと会わないで音を出さない半年間があった。
でも、一方で僕はすごく曲を作りたくて、スタジオに入って作っていて。
そうやって過ごした半年は、結果的にすごくいい時間でした。
僕の中で音楽がより面白いものになったし、アルバムに入れる曲もできたし」

 

―ある程度、作り方に余裕が出てきたということですか?

 

野田「そうですね。結果、美しい素晴らしいアルバムができて。
あの時間がそれだけ大きかったなと思います。メンバー3人に対して、
僕が意志表示することが今まで以上にできたから」

 

山口智史(Dr.)「そのデモも詳細なところまで作っていたので、
1曲のイメージが沸くものもあったし、デモに対するライバル心も沸いたし。
曲に対してアプローチがしやすかったです」

 

桑原彰(Gt.)「最初にデモをもらったとき、これ、どうしようって思いました。
デモの段階ですごい曲がそろっていたから。
最初は自分のやり方も分からず、デモどおりに弾いてみたり。だけど、デモを超えようって
意志表示することで納得いくプレイが生まれてきました。今まで以上に集中して作業したと思います」

 

武田祐介(Ba.)「デモがあると、客観的にリスナー的な立場で聴けるんです。
曲を大きくとらえて、細かいところまで聴けて。
これはいい曲だな、ここをこうしたらもっと良くなるなと、俯瞰で見ることができたのが良かったです」

 

 

 

―でも、スムーズに聴こえて実は細かい演奏が多いですよね。
そこはRADWIMPSらしさでもあると思いますけど?

 

武田「それは嬉しいですね。難しことやっていますよっていうのが前面に出るより、
自然に聴こえたほうがいいと思うんです」

 

―デモに関してはイメージを伝えたりしたんですか?

 

野田「最初は先入観で聴かれないよう何も言わず渡して、そのあとで1曲ごとに言いました。
今までのRADWIMPSとは違うものだっていうのは圧倒的に3人が理解してくれたし、
僕自身、作っている時に無敵感はあったので。
初めて楽器を手にしている喜びだけで作っている、まったく音楽を知らないけれど楽しい自分と、
アルバム5枚作って、培ってきた能力を持った自分がいる。
その両者がものすごい配分で組み合わさったアルバムです。だから、NGがない。
最初のアレンジから違ったけれど、あのリフに何かを足してみようとか、
ここにアクセント入れてみたらどうだろうってイントロができたり。
この4人だから面白いアレンジが生まれましたね」

 

― “DADA ”、“狭心症”もそうでしたけど、
アルバム収録曲も言葉が丸裸で届く曲ばかりですね。
すごく強い言いきりで。

 

野田「自分と自分以外の世界だけのアルバムになりました。
今まで自分で自分のことを歌いきれないでいたんです。今までの曲は自分のことを歌っているようで、
すごい婉曲的に言っていた。相手を通したり、何かしらのメガネをかけて歌っていて、
それで歌っている気になっていた。その表現も僕の作り方なんですけど、
今回は傍観者じゃなくて当事者になろうと思ったんです」

 

 

 

―どの曲からも孤独が覗いていますけど、決して閉じていないし、
むしろ孤独の中で広がる世界のほうが遥かに広大というか?

 

野田「そうですね、独りぼっちを覗きこんだらすごい宇宙があるような。
しかも、ちゃんと次に向かってる。ちゃんと明日がある前提で、
すべての曲が終われているから嬉しいです。
それに、今まで以上に中庸がないアルバムだと思うんです。歌詞も音もそう。
生と死とその間のことしか歌っていない。その気持ちよさと、<絶体絶命>感があって」

 

―『絶体絶命』ですからね。やることはやりきって、あとは奇跡を待つしかない、みたいな?

 

野田「そう、奇跡が起こる一瞬手前のような気がする。人はいつか死ぬんだし。
朝が来て夜が来て、自分だけは死なないんじゃないかっていう勘違いからは何も踏み出せない。
そういう気持ちで2年間やってきて、これだけのアルバムができましたから」

 

 

 

 

■NEW ALBUM『絶体絶命』……3/9 on sale!

SONG LIST
01.DADA(dadadada Ver.)
02.透明人間18号
03.君と羊と青
04.だいだらぼっち
05.学芸会
06.狭心症
07.グラウンドゼロ
08.π
09.G行為
10.DUGOUT
11.ものもらい
12.携帯電話(Cat Ver.)
13.億万笑者
14.救世主

 

 

■LIVE…

「RADWIMPS 絶体延命ツアー」

4/01(金) 福島 郡山Hip Shot Japan
4/03(日) 山形 山形ミュージック昭和 Session
4/05(火) 岩手 盛岡CLUB CHANGE WAVE
4/09(土)、10(日) 宮城 Zepp Sendai
4/12(火) 北海道 函館金森ホール
4/14(木) 北海道 帯広MEGA STONE
4/16(土)、17(日) 北海道 Zepp Sapporo
4/23(土) 福岡 マリンメッセ福岡
4/29(金・祝)、30(土) 埼玉 さいたまスーパーアリーナ
5/04(水・祝) 静岡 浜松窓枠
5/07(土)、08(日) 愛知 名古屋 日本ガイシホール
5/12(木) 岐阜 岐阜club-G
5/14(土) 滋賀 滋賀U★STONE
5/16(月) 福井 福井響のホール
5/19(木) 愛媛 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール 

 

 ※詳細はHPにて

■PROFILE…RADWIMPS(ラッドウインプス)

野田洋次郎(Vo.&Gt.)、桑原彰(Gt.)、武田祐介(Ba.)、山口智史(Dr.)の4人にて
02年バンド結成し06年にメジャー・デビュー。
今年は通算6枚目、約2年ぶりとなるフル・アルバムをリリース!

 

   
記事内容:TOWER 2011/3/05号より掲載

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