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インタビュー

 

SHINGO★西成 『WELCOME TO GHETTO』 Libra(2006)

初の単独リリース作となったミニ・アルバム。EVIS BEATSの秀逸なプロダクションのもと、ドヤ街の容赦ない現実を、これ以上ないコミカルなフック一つで反転させる“ゲットーの歌です(こんなんどうDEATH?)”は古びることない傑作チューンだ。

ULTRA NANIWATIC MC'S 『THE FIRST』 VOLLACHEST(2006)

彼と餓鬼レンジャーのYOSHI、WORD SWINGAZのMISTA O.K.I.、DJ FUKUの4人に、レゲエDJの446も時に加わるユニットでの唯一のアルバム。SHINGOのライム・フェチぶりはすでにこの音源にもはっきりと現れている。リリースこそないが交流はいまも続く模様。

SHINGO★西成 『Sprout』 Libra(2007)

ファースト・アルバムには往々にしてそのアーティストの持つすべての要素が入るものとはよく言ったもんだが、本作もまさにそうした一つ。いずれにせよ、これほどずしりと手応えのある日本語ラップ・アルバムがどれだけあるだろうか(いや、ない)。

鉄板ボーイズ 『鉄板ボーイズ』 Libra(2008)

MSCのPRIMALとのコンビで発表したマキシ。ユニット名からしてシャレの延長で生まれた臭いがプンプン。なれど、フットワークの軽さが生んだヒョウタンからコマともいうべき快調なコラボだ。これだけで終わりとしたら惜しいな。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年12月09日 23:20

更新: 2010年12月09日 23:24

ソース: bounce 327号 (2010年11月25日発行)

ディスクガイド/一ノ木裕之