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インタビュー

9mm Parabellum Bullet『Revolutionary』

カテゴリ : COVER ARTIST

掲載: 2010年04月19日 12:00

更新: 2010年04月19日 12:25

ソース: 2010/04/20

高橋智樹

  

 

前作アルバム『VAMPIRE』、そして昨年9月の日本武道館ワンマン・ライヴ「999[アット ブドウカン]」で、日本ロック・シーン最前線の爆発力とスケール感をアピールしてみせた9mm Parabellum Bullet。もはやメタルもハードコアも追い越したそのエクストリームな音楽世界が、ついには怒濤のメロディとエネルギーが渦巻く傑作ロック・アルバム『Revolutionary』(=革命的の意)として結実!

 

「革命は何回も起きているけど、もう1回変えようぜ! っていうことですよね」
(菅原卓郎)

 

 ――とんでもないアルバムになりましたね。

滝善充(Gt.)「もう、根詰めて根詰めて作った作品で、かなりの愛情が詰まってますね、それぞれの曲に。アツいなあと思います」

中村和彦(Ba.)「気合いの入り方が、前の2枚とは全然違う感じがしますし、気合い入れた分のものができたと思います」

かみじょうちひろ(Dr.)「もう、母性本能だよね」

菅原・滝・中村「……(笑)」

 

――(笑)。卓郎くんはどうですか?

菅原卓郎(Vo./Gt.)「作る期間も短くて、すごく集中して曲を作ったり、自分がやるべき作業に向き合っていかないといけなくて。でも、俺は……すごく正直で堂々としてる音が出てるなあと思ってて。そういうアルバムになって、すごく嬉しいですね。胸を張って出せるアルバムだと思ってます」

 

――<何をやっても9mm>っていうモードは、前作『VAMPIRE』の時からありましたけど、それが今回はMAXに加速してますよね。

菅原「やりたいことをやる、っていう感じですね。でも『VAMPIRE』は、思いつきでそういうことをするのがMAXで。今回はもっと、〆切だとか、<いい曲にしよう>っていう自分たちの中のラインとか、そういうものに添ってそれをやった、みたいな感じで。自由さと、きっちりやんなきゃいけないところと、両方見ながらやってた感じですね」

 

――1曲目から、“Lovecall From The World”の49秒の衝撃で始まるという(笑)。

滝「今回も曲作りの合宿に行って、その時のテンションで……<やってやれ!>感みたいなものがすごく表れてる曲ですね」

 

 

 

――アルバム全体のイメージを大きく決定する歌詞ですけど、そういう部分は意識してました?

菅原「<何を書いても、並べたらそこに物語性が生まれるだろう>とは思ってたから、そこは気にしないで、1個1個の曲を大事に書こうと思ってたんです。でも、“Lovecall From The World”と“The Revolutionary”は、アルバムの曲が出揃った時に、それぞれ<これが最初で、これが最後だろう>っていう声が多かったので、アルバムの始まりを、大袈裟に、大見得切って始めたいなあっと思って。すっげえ短いのに、ドーンと言いたいことだけ言って始まって……で、最後はそれこそ切実な感じの歌詞にしたかったんです。そういう気持ちがちゃんと乗っかってる言葉にしたかった」

 

――“Cold Edge”も、今やすっかりライヴ・アンセムとして定着してる感じですよね。

中村「まあ、もともと<アルバムの中の1曲になればいいな>と思って作ってた曲で。(昨年9月の)武道館の後に<シングルを出す>っていうことになって……その前の“Black Market Blues”がわりと変化球的な感じだったんで、ほんと直球っぽい曲を次は出そうってなって。その直球感を大事にしてたら……ラッキーパンチが入った感じです(笑)」

菅原「試合当時を振り返るとね(笑)」

中村「<こういうストレートな曲、最近シングルにしてないな>って。で、今回アルバムにも入れるということになって、アルバムバージョンとしてシャウトを足して、ギターもザクザクの音を足して、完全にぶち壊しちゃってるっていう(笑)。両方のバージョンを録ってあったんですけど、(シングルの)ちゃんとしてるバージョンがないと<ぶち壊した>っていう感じが伝わらないなと思ったし、<ここからこうなりました>っていうほうがアツいなあと思って、こうなりました(笑)」

 

 

 

――特に“Black Market Blues”以降、<聴き手にダイレクトに伝えてやるぜ!>っていう挑戦的なモードが格段に強くなってますよね。

菅原「そうですね。“Black Market Blues”が特にそういう感じで。今回アルバムの歌詞を書いてる時はずっとそういう気持ちだったんですけど……自分が10代の頃に、たとえばブランキーとかミッシェルとかを聴いて、なんかグッときてたような気持ちを、ちゃんと自分らの音からも感じたいっていうか。だったら、もっと開けっ広げっていうか、堂々と物を歌うようにしようっていう。誰かに向かって歌ってるわけじゃないんだけど、曲としてそういうふうに聴こえるように、自分で心掛けて書いた感じはあります」

 

――後半の怒濤のメロディ攻勢もすごいですね。

滝「メロメロ攻撃が始まってますね。我ながら感動します。“光の雨が降る夜に”のツインギターとか、サビをそのまま弾いてるだけですけど(笑)。歌のメロディとか難しめの曲でしたけど、<まあ、いけるべ>と思ったんでしょうね(笑)」

菅原「昔からそういう感じだからね。<難しいけど、まあ、いけるべ>っていうね」

 

――この作品は、ロック・アルバムとしてすごく直感的だし、無邪気だし……。

滝「無邪気だし(笑)。でも、案外緻密なこともやってるっていう」

 

――そう。でも、それが最終的に『Revolutionary』(革命的の意)っていうタイトルと一緒にズドーンとダイレクトに提示されてるのが何より爽快な作品ですよね。

菅原「そうですね。<革命>には負けてる感じもするし、勝ったけどボロボロっていうのも感じるし。何て言うか……新しく年が変わった時に、2010年になっただけだから、何が変わったわけじゃないですけど、変わってはいるわけじゃないですか? じゃあもう、それに乗じてっていうわけじゃないけど、俺たちは俺たちのやりたいことをやろうぜ! って言おうと。革命は何回も起きているけど、もう1回変えようぜ! っていうことですよね」

 

■ LIVE…

9mm Parabellum Bullet『Revolutionary Tour 2010』

5/20(木) Zepp Nagoya
5/21(金) Zepp Osaka
5/26(水) Zepp Tokyo
6/04(金) Zepp Sendai
6/06(日) Zepp Sapporo
6/13(日) Zepp Fukuoka
6/20(日) 名古屋市公会堂
6/21(月) NHK大阪ホール
6/24(木) 東京 NHKホール 

  

■ PROFILE…9mm Parabellum Bullet(キューミリ パラベラム バレット)

菅原卓郎(Vo./Gt.)、滝善充(Gt.)、中村和彦(Ba.)、かみじょうちひろ(Dr.)の4人からなるロック・バンド。デビュー当時からパンク/メタル/エモ/ハードコアなど、あらゆるジャンルを呑み込んだ音楽性や、爆発的なライヴ・パフォーマンスが人気となる。待望の3rdアルバム『Revolutionary』リリース後は、全国ツアーやARABAKIROCK FEST.10への出演など、更に勢力的な活動が期待される。

 

  

 
記事内容:TOWER 2010/4/20号より掲載

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