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インタビュー

SAKEROCK

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年11月06日 22:00

更新: 2008年12月19日 14:44

ソース: 『bounce』 304号(2008/10/25)

文/ヤング係長

マリンバ担当の星野源が新加入し(!?)、とうとう奴らが音楽だけで勝負してきた! 今回のステキなサムシングは、あの笑いじゃないのかい?

インスト・バンド初のインスト・アルバム


  今年8月にリリースされたSAKEROCKのシングル『会社員と今の私』に収録されている“会社員”を聴いて驚いたファンは多かったはず。しかし、マリンバとドラムを高速で打ち鳴らしながら2分弱を一気に疾走するめまぐるしい展開のこの曲は、ニュー・アルバム『ホニャララ』の序章でしかなかった! そんなことを言いたくなるほど新しくて、格好良くて、最高におもしろい作品が出来上がっている。

「前作を作り終えてから漠然と思っていたのが、〈次のアルバムがバンドにとって肝だな〉みたいなことで。これがSAKEROCKの歴史のなかでいちばん大事なアルバムになる、ってイメージがあったんです。そういう自分の欲求にどう応えるかですごい悩んでました」(星野源)。

 オモシロさを盾に好き勝手やっている様子や、おちゃらけているイメージが強いせいで、彼らの悩みはあまり表面化されることがない。だがもちろん、SAKEROCKは毎回真剣に〈いま、何を出すべきか〉をあたりまえのように考えているバンドだ。前作『songs of instrumental』では、〈インスト・バンドによる歌モノ〉という大きな矛盾を見事に作品として消化してみせた。そしてその先を考え抜いた結果が、『ホニャララ』には詰まっている。

「今回、声はカウントしか入ってなくて。僕らはインスト・バンドなんですけど、これが初めてのインスト・アルバムなんですよね(笑)」(星野)。

「やっぱり、歌はSAKEROCKにとって禁じ手だったなって(笑)。ただ、その反動でインスト作にしたんじゃなくて、インストでポップなことをやろうとしたらこうなったんです。いままでにない、メジャー感のある突き抜けたポップさを出したくて」(田中馨)。

『ホニャララ』では、SAKEROCKの作品でレギュラー化していた、フロントマンのハマケン(浜野謙太、トロンボーン)によるスキャットもナシ、ギターの音は極端に抑えられ、代わりに星野のマリンバが大きな存在感を放っている。数曲で叩きまくられるその音色は、子供が新しいおもちゃを喜んでいるように、実に無邪気でフィジカルな印象を与える。

「今回、アルバム制作のためにマリンバを買ったんです。教材用で普通のものよりちょっと小さいんですけど、部屋に置くとそれでも十分デカくて。ベッドと机と木琴で部屋が埋まる。いっしょに生活をしている感じで(笑)。マリンバは演奏してて楽しいですよ。僕がギタリストだったことはもう水に流して、マリンバ奏者の新メンバーが入ったと思ってほしいくらい(笑)」(星野)。

「SAKEROCKはメロディー・パートがトロンボーンだけだったから、他の楽器で別のメロディーを重ねられるのが嬉しい。いままで、そこにストレスを感じてたんだなって」(田中)。

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